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右手で手招き。



退院までにかかったお金

 病気になったら避けては通れないもの。それは治療に伴う出費です。今日はお金の話をします。あくまでいち香の場合として、参考までにご覧ください。
 入院までの色々、手術・入院、退院後にかかったお金は下の通りです。

専門病院初診~入院まで(CT、MRI、PET-CT、診察):約6万円
手術、入院:約15万円
退院後の診察(検査のない日):約7千円

 専門病院初診から入院するまでに主に必要だったのは、診察代と検査代でした。合計、約6万円。どの検査も受けるのが初めてだったので、いくらかかるのか分からなくて。「CT検査 費用」のように検索して、その日に必要な金額を見積もってから病院に行っていました。断トツで高かったのはPET-CTでした。3割負担で3万円弱。お会計のときにびっくりしたのを覚えています。もちろん、入院と手術にはもっとお金がかかりました。合計、約15万円。入院するときに限度額適用認定証を持って行きましたが、月をまたいで入院したので高額になりました。
 病院で払ったお金はさっき書いた通りですが、その他細々したものへの出費も合わせるとかなりの金額になります。母が病院まで出てくるための交通費。パジャマなどの生活用品代。そんな治療とは直接関係ない出費がたくさんありました。

保険、大事

 あとは、保険の話。精密検査を受けている段階で、「学資保険とかに入っていないの?」と聞いてくれた大学の先生がいました。これまで必要が無かったので、保険に入っているか確認したことすらありませでした。告知日、「私が何かしらの保険に入っていないか、家に帰ったらすぐ確認して。」と母に頼みました。残念ながら学資保険は大学入学時に満期日を迎えていたのですが、別の保険に母が加入してくれていました。先生に保険のことを思い出させてもらったので、手続きをして保険金を受け取ることができました。加入していることを忘れたままだったら、もっと大きな出費になっていたでしょう。想像するだけで恐ろしいです。
 ちなみにその保険は大学卒業と同時に解約されるものだったので、手続きをして社会人用のコースに更新しました。掛金が高くない保険なので保障額が多い訳ではありませんが、あるとないとでは全然違います。私の経験を基にしての意見ですが、どれだけ若くても何かしらの医療保険に入っておくと安心です。

自立は遠い

 私の場合は一生薬を飲み続けなければいけないし、定期的な検査も必要です。もしもに備えて、1か月入院できるくらいのお金は貯めておきたい。元気な人と比べたら本当にお金がかかります。今の年齢でもしもの医療費について考えてやりくりしなければいけないのは、やっぱり大変です。薬代も検査代も、本来なら必要のない出費。がんにならなかったら他のことに使えたであろうお金です。そう考えると、ちょっと悔しい。
 1年間は医療費だけ仕送りを続けると母が言ってくれているので甘えるつもりですが、本当は自分で全部出したいと思っています。経済的に自立したい。とはいえ、医療費をすべて自分で出すと貯金額がほぼゼロになるのが現実です。お金の悩みは尽きません。


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▽ まとめ


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