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横浜の都市部に住んでいる_Greenです。文章を書くことが好きです。 花とみどりと昆虫…

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横浜の都市部に住んでいる_Greenです。文章を書くことが好きです。 花とみどりと昆虫、それから就寝時に見る「夢」、心の中のあれこれについて書いています。

最近の記事

某SNSにて

SNS版の「振り込め詐欺」というのがあります。 実は私は、時どきあいます。 facebookかInstagram、顔写真を出しているとあいやすいようです。 突然メッセージをしてきて、 色々話しているうちに生活が大変だとか、病気になって入院するとか、 国に帰るのに旅費が足りないとかで、お金を振り込むよう頼んできます。 私が遭遇した範囲では、みんな若い女性でアメリカ人。 男性相手なら色仕掛けで迫るのかもしれませんが、 私に対しては、友達か妹、それでなければ娘のように接し

    • 観客席にて

      今の先生についてから始めての、発表会に参加してきました。 昨年の春にもあったのですが、弾きあい会に近い略式のもので、服装にもそれほど気を遣う必要がなかったのですが、 今回のは先生はドレス姿でゲスト演奏もあり、ご家族やお友達同伴で参加できる、丸一日かけて行われるそこそこの規模のものでした。 私は自分の演奏の順番が早く、午前中に終わってしまいました。 演奏が終わった生徒は、観客席でご家族やお友達と一緒に聞いてもいいことになっています。私は誰もつれてこなかったので、一人で隅

      • 松の視線

        今月の23日から24日かけて、 所用があって急遽、一泊で福島に行ってきました。 1年ぶりに訪れた相馬駅前は閑散としていて、 クリスマス・イブの喧騒から遠く離れています。 寒さを覚悟していましたが、それほどでもありませんでした。 用事オンリーだったので、 23日の夜、ビジネスホテルに一泊して、 翌日必要なことを済ませると、すぐ帰りの電車の時間になるというスケジュールでした。 行きたいところにも行けず、会いたい人の誰にも会えない、 とても静かな一泊旅行でした。 帰りの電

        • 卑俗(ひぞく)な彼

          イスラエルだと思うのですが、とても暑い国でのお話です。 縄か、鎖でつながれて歩いています。 炎天下、乾いた砂の地面を歩いて、死刑台に連れて行かれる自分。 なだらかな小高い丘のようになっている頂上に、粗末な木で組まれた十字架があって、 そこで磔になるのです。 小柄な男性です。 痩せこけて貧相で、不潔で品がなくて、 教養もなく、身分もそうとう低い。 家族も恋人も友人もゼロ。 あらゆることに恵まれておらず、 心がけも、それに相応しいものでした。 卑俗(ひぞく)という言葉

        某SNSにて

          特別な3年間

          私の人生のパートナーである主人のことなのですが、 コロナの影響もあってフルタイムのテレワークをしていたのが、 業務の都合で出社が必要となり、今週から通勤が始まりました。 3年間、我が家のリビングは、テレワークのためのオフィスでした。 ソフトウェアエンジニアである彼は、 テレビの前のデスクに設置した3台のPCとスマホで 遠隔でマシンのメンテナンスをしたり、集中してプログラムを書いたり、 ZOOM会議にでたり、スタッフに指示をしたり、業務改善のために苦情を言ったり。 定年して

          特別な3年間

          暑さのしくみ

          梅雨が明けるとすぐ、夏も本番ですね。 都会のマンション住まいの我が家は 夏の暑さ対策として、ベランダに「日よけ」をつけています。 数年前に青梅の山奥に行ったときに知ったのですが、照り付ける太陽の熱・日中の暑さは同じでも、 土とみどりが豊かな土地では、夜になると幾分涼しくなる。 土の少ない都会のマンション住まいでは、夜になって太陽の光がなくなっても、気温の下がり方が今一つです。 日中の太陽光に照らされたコンクリートが 夜になっても熱を放出せず熱いままなので、 熱帯夜とな

          暑さのしくみ

          上昇気流の向こう側

          自分の家族のことを書くのは、プライバシーの配慮が必要なのですが、 年末から年明けにかけていろいろあったので、書いてみることにします。 私の主人が、昨年末で定年退職をしました。 有名企業ではありませんが、会社との関係はまずまず。 新人教育要員として再雇用はどうかと言われたので、有難くお受けし、引き続き勤務することになりました。 90%のテレワーク・自宅勤務。自宅のリビングが仕事部屋。 年明けから始まった、主人が担当する新人教育のカリキュラム構築の様子のこまごまとしたこ

          上昇気流の向こう側

          表現力_2

          私が平成から令和にかけての時代を生きることができてよかったと思う理由の一つに、 WEBの仕組みが発達して一般庶民に浸透し、 個人で情報発信や自己表現をする方法がたくさんある というのがあります。 昔からあるのはブログで、 Youtube、Instagram、twitter 、、 もう少し濃い繋がりを求める場合はFacebook、Line 他にもあるのかもしれませんが、私が把握しているのはこれくらいです。 それで、どのSNSを使うか、 どういう方法で発信するかというこ

          表現力_2

          その道の先には

          父が亡くなったことで所用があり、2泊3日で新潟に一人旅行をしてきました。 私の両親は新潟県の出身です。 新潟市内、港に近い信濃川河口付近で生まれ育ち 大学入学で東京に出てきて、そのまま住み着いたのです。 二人ともこの世を卒業してしまったので、 私にとって、夏休みに遊びに行ける田舎であったこの地も、 高齢の叔父が一人と、いとこが住んでいるだけになりました。 もうこの後何回行けるかわかりません。 この旅行で何をしてきたかについては、書くと長くなってしまうので、 また別の

          その道の先には

          命の取り扱い

          だいぶ以前に、コロナで亡くなった芸能人の方のご家族が、 「臨終の立ち合いもできず遺体と対面させてもらえず、 火葬場からお骨になって帰って来てやっと会えた」 と言っていましたが、 父の場合は、コロナの闘病期間を過ぎていて、 後遺症で亡くなったので、そういうことはありませんでした。 普通に危篤の連絡が来て臨終に立ち会うことも許され(誰も間に合いませんでしたが) 駆け付けた家族とともに遺体は自宅に戻って来て、 お通夜まで2日間、家族のもとで過ごすことができていました。 父

          命の取り扱い

          人生の節目を迎えて

          東京にいる実父が、コロナが重症化して入院していたのですが、 昨日夜中に、亡くなりました。 高齢なのでもう長くないのはわかっていましたが、 まさかコロナで亡くなるとは思いませんでした。 ・・・・ 近くに住んでいる弟も、誰も臨終に間に合いませんでした。 母が亡くなったときもそうでしたが、 家族が側にいると未練を感じて逝けなくなる。 それで真夜中にひっそりと亡くなる人が多いそうですが、 本当にそうなのだと思います。 亡くなる3日前、主治医から 「このままではあと数ヶ月の命

          人生の節目を迎えて

          ある記憶

          福島では、毎年7月に行われる相馬 野馬追(そうま のまおい)という伝統行事があります。 何年か前に見に行ったのですが、ここ数年は帰省できておらずオンライン見物のみになっています。 PCのディスクを整理していたら、2018年に見に行った時のお写真がたくさん出てきてとても懐かしくなりました。 引っ越す前の義理実家のすぐ近くの神社に馬小屋がありました。 4頭の馬たちがいつもいて、その長い顔に妙な親近感が感じられて大好きでした。 帰省のたびにわざわざ時間を作って会いに行ったもの

          ある記憶

          川通いで起こる「超・強烈な癒し」

          夏になると、一人で多摩川に通うようになって4年たちます。 朝一番の電車に乗に乗って、上流に行き、 川につかって2時間ぐらい過ごして、 周囲の山林を歩き回り、 午後一番の電車で帰って来るというスケジュールを、 飽きることなく毎年繰り返しています。 行く先はだいたいいつも同じ、JR青梅駅から歩いて10分のところ。 釜淵公園から、河原に出られる場所がとても安全で、気に入っています。 先週の暑い日に行ったときは、 朝の10時に入って午後の1時くらいまでたっぷり2時間

          川通いで起こる「超・強烈な癒し」

          大地の声

          横浜は、青空です。 一昨日からずっと頭痛がしていて、夜ほとんど眠れませんでした。 耳鳴りも酷かったのでもしやと思っていたのですが、 関東地方に地震がありました。夜中の1時と2時、あと3時にも弱いのが一回。 やっぱりそうか、と思いました。私は地震が起こる前日くらいに、地震の起こる方角から耳鳴りが聞こえます。 これを主人に言うと「予知能力だ!スピリチュアルだ!」と騒がれるのですが、そうではないのです。 私は軽度難聴があるので、外側からの声が聴きづらいかわりに 自分の内部

          大地の声

          心の仮想空間

          日々の中で他人の言動に傷つくことってあるものですが、 傷つけてくる相手には、2とおりあります。 それは、 ①相手が自分に何かしらの感情を持っている場合と、 ②全く何の感情も持っていない場合です。 ①の場合は、あくまでも相手と自分の個人的で複雑な関係であることが多く難解なので、 この記事では、②にフォーカスしたいと思います。 私の高校のときのお話です。某大学の付属高校に通っていました。 3年生の秋になると推薦で進学がほぼきまってしまい、一般受験をしなくてもいいという特典が

          心の仮想空間

          診断を受けるかどうか【発達障害にたいする所感その3】

          前回の続きです。 発達障害の診断が下りる条件の中に、 「この特性により社会生活への不適合が発生し、困難を抱えながら人生を歩んでいる」 というのがあるのなら、申し訳ないですが、私は該当しません。 (・・・申し訳ないと思う必要はないと思いますが) なので、診断を受けようとも思っていません。 医療の分野が決めた「発達障害」は、単なる枠組みですが、 そういった社会の認識があった方が安心し、 必要な理解やサポートを受けることができるのが有難い、 そう思う人もたくさんいると思いま

          診断を受けるかどうか【発達障害にたいする所感その3】