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オーストラリア2400km自転車の旅🚴2ndシーズンスタートまであと3週間

ついこの前44歳になった。

子供の頃は、40代ってかなりおっさんと思った。
全くその通りなんだけど、いざ自分がなると
おっさんと認めたくない部分がある。
一方で年を重ねたおかげで
手に入るものが増え、
やれることも増え、
生きてきた期間だけの経験が増え、
何が起ころうとも動じない強さが身についた。

それはそうなんだけど僕はどうしても少年時代や青年時代の輝きが忘れられないでいる。

『感性』・・・何かを見たり、触れたりして心がいろんな震え方をし弾む感覚。
ただの木の枝が自分にとって魔法の杖となり、
ただの緑色がエメラルドグリーンに見え、
宇宙の不思議に胸躍ったこと。
そんな感覚はもう失くなってしまった。
いや本当は今も心の片隅にそれはあって、ただ錆びているだけと信じたい。

 20年前のオーストラリアでの旅、僕にとって最高の旅だった。青年時代にしか味わえない感覚。目の前の道は果て無く伸びていて、
「自分はどこまでも行けるし、何にでもなれる!」そう思えた。

過去に憧れるのは惨めだと思う。
それでももう一度、
全毛穴から汗をかき
嬉しくて笑い
辛すぎて泣き
ぐちゃぐちゃに胸躍る、をしたい。

それをしていた自分の影を追いかけ
追いつき重なって一つになる。

そうしておっさんは
きっとまた空を翔べる。。。

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