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2ndシーズン2日目

初日は朝から出発してローバックRHでゆっくり休憩した後、夕方に走りを再開。
目指すは「バーンヒル」ここは特別な場所。
僕にとって一番思い出深いキャンプ場とオーシャン。
ここに辿り着いたのが6:30頃
正直、自転車の旅舐めてた。
1stの時も舐めてえらい目にあったのに、そのしんどさリアルに思い出せてなかった。
で、やっとの思いでついたバーンヒルの入り口にはゲートがありPARK CLOSEDって。。。
昔みたく無鉄砲では無いので、事前に電話かけたけどく繋がらなくて、メールもしたけど返信がなく今回結局突撃してみるとCLOSED。
シュンやハーブみたく純粋な人しか入れないのか、とまた思った。
それでも以前も閉まっていても進入して怒られず迎え入れてくれた事がある。今回も一泊出来ずとも『海』だけは見とかないと。
自転車を倒して向かうから引きずって入れてバーンヒルに向かう事に。
ただ不安は、手持ちの食料は
カップ麺一つ
ビーフジャーキーと
ドライ梅干 桃のシロップ漬け キャンディ
あとチキンナゲットが残り2個。


次の店(サンドファイヤ)まで約200km。。。
ここまで約130キロ程、兵庫県で言うと瀬戸内側から日本海側の縦の距離くらい。運動量とカロリー量明らかに揃って無いけど、
全然お腹空かなくて、ローバックで買い貯めると言える程買っていなかった。
最終、タコ取って食える!とにかく進む事に。
この道が砂道の為自転車を手で押さないと行けない。水を積んでる分重労働な上、気温がどんどん上がり、バーンヒルまで恐らくあと1kmのところでめまいと吐き気に襲われ、
日陰に飛び込んだ。
「あーまずい、メッチャ気持ち悪い、、、」
全く食欲なかったが、チキンだけは腐ってしまう食料なので、無理やり口の中に入れた。えずいてなかなか飲み込めず、、、水を含むもその水があったかいから余計えずく、、、
「バーンヒルだけは見とかないと、今回来た意味ねぇー、と思ってたけどここで倒れるなら辞めとくべきだったか。。。終わった。メッチャ怖い」
そう思った時に、車のエンジン音が!
僕を少し通り越し止まった。
窓を開けこちらを見ている。
とにかく僕は嬉しくて、火事場のクソ力で立ち上がりその車に向かった。中にいたのは紛れもなく20年前と同じ女性オーナーだった。。。
感動、、、したのは僕であってオーナーからすれば不法侵入者だ。直ぐに説明をした。
「僕は20年前にバーンヒルで泊めさせてもらったことがあり、それが最高の思い出でした。またいつか来たいと思っていて、今日がその日で。
ゲートが閉まっていたのですが、海だけでも見て行きたくて入りました。」
オーナーは黙って聞いてくれて、
「私多分覚えてるわよ。2ガイズか3ガイズで来てたでしょ⁈一人は先に発っていってたわよね」
「覚えてくれてるんですか!ありがとうございます」
「今日は営業して無いけど、どうぞ入って行って良いわよ。好きなように過ごして行きなさい。
もし望むら1泊でも2泊でも構わないわよ」
「ほんとですか!では一泊だけさせて欲しいです。クレジットカードは使えますか⁈」
実はオーストラリアドルに1ドルも換金していなかった。。。
「ノー、クレジットは使えないわ。ノーマネーでいいわよ」
もう一度会えた奇跡を思うと、ノーマネーと言う訳にはいかない。
その日の晩、1万円を支払った。換金の手間はかけてしまいますが受け取って下さいと。
「いらないわ」と言うので
「why not!今日の事は僕にとってこれ以上の価値があります」


とうとうパーク内に入れた、、、
駄目だ懐かし過ぎる。小屋の中を除けばそこにはシュンがいるんじゃないか。。。

そんな思いに浸りたいのに、体調が最悪だ
吐き気がおさまらない。これが多分熱中症なんだろう。体温下げれば治るかと、海に向かった。

丘の上にシャワーが新設されている!
汗でへばりついた全ての服を脱ぎ捨てシャワーを浴びた。

海は写真だけ撮って、入る元気はなかった。小屋の前のベンチに戻り横になった。
2時間寝たが、吐き気は治らない、、、まいったなぁとおもったが、海に入らねば、、、入らないと意味がない。
また全部脱ぎ捨てて、まっ裸で海に入る
「あったけー!」


こっちは20年経ったけど、海は何も変わんねー!

他に誰もいない。ここは最高、ほんとに。
小屋に戻ると、テーブルの上に
たまご一パックと塩と
炊けたタイ米が置いてあった。
あーオーナー、、、好きだ。愛してる。

カップ麺に卵を入れて、あとゆで卵も作った。
ほんとにありがたい、、、、
ただモノを食う気がしない。
治ってくれー熱中症🥵

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