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幸福の50%は遺伝で決まる話

どうも、きむです。
今回の内容は「幸福の50%は遺伝で決まる話」をします。

読んでくださっているアナタは生きてて
一度はこのように感じたことないでしょうか?

「どうして自分はこんなに不幸なんだろう?」
「なんであの人はそんな楽観的に考えられるんだろう」

これって生まれつきの性格とか遺伝がやっぱり影響しているんちゃうの??
ってなんとなく思ったことがあるかもしれません。

私も元はやはりネガティブ気質がある人間ですからしょっちゅう思っていました。

んで、結論を言うと

「幸福の50%は遺伝で決まる」


ってことです。

これは米国のカルフォルニア大学リバーサイド校の心理学教授ソフィア・リュボミアスキー教授の研究結果なのですが

しかしながら「遺伝で50%決まる」ってとんでもなく難しそうな気がしますが….
どんな方法でこの結果を導き出したのか?また残り50%が一体、何を示しているのか?を述べていきます。

結論「遺伝で50%きまる」

1.遺伝50%の旅

1-1.遺伝50%を導いた一卵性双生児の研究

途方もないような遺伝と幸福の研究かと思われるのですがここで一卵性双生児を対象とすれば双子の幸福度をどのくらい似ているかを研究すれば自然と推測が可能になります。

そこで行動遺伝学者のデイヴィッド・リッケンとオーク・テレゲン、ミネソタ大学の同僚らによって研究が進みミネソタ州の大勢の双生児を追跡調査したのです。ここでは一卵性双生児の他に二卵性双生児も調査対象として調査が行われました。(追跡調査とは、何年にも及んでその人物を追って調査することです。)

その結果、『幸せがずっと続く12の習慣』(ソニア・リュボミアスキー (著)によると男性と女性のパターンと様々な事例が紹介されていますが結果として一卵性双生児、二卵性双生児のほとんど幸福度がお互いに同じであることがやはり遺伝が大きな要因を占めているのことが分かったのです。

しかし、この大掛かりな遺伝の追跡調査の結果からこの問題の解決されたと思われたのですが大きな問題が生じていたのです。

ここまで読んだアナタは何が大きな問題なのかわかりましたでしょうか?

1-2.解決かと思ったが問題発生

その問題とはなんだったのしょうか?それは完全な盲点でしたが
「家庭環境」の違いを考慮していなかった。

「なるほどな」と思いましたが確かになと僕の友人で双子の方がいましたが20歳になっても同じ環境で生活をしているとやはり「生活環境も同じだからじゃねーの?」ってなりますよね。

こりゃ、完全な盲点でしたね。

と言うことで研究チームは「一緒に育った双子」と「幼少時に別々の環境で育った双子」を比較する研究が行われたのです。

その結果、驚きだったのですが一卵性双生児についてはどちらも幸福度は似ていたのに対して二卵性双生児については幸福度が一致しなかったのです。

二卵性双生児ってのは簡単にいったら兄弟が同時に生まれてくるような状態ですから遺伝情報は50%ずつ受け継いでいるわけですね。となると大体遺伝情報が半分影響してくることがこの研究である程度、想定がついたわけですね。

2.残りの50%の要因は

では残りの50%はなんなのかを順を追って説明していきます。

2-1. 10%は「環境」

10%は「環境」という結果が出ました。
この事実というのは数多くの事例が証明をしているんですね。

例えば、「物質的な富」が幸福にどれほど影響するのか?という研究では、
1940年代のアメリカ人の平均的な幸福度が7.5点に対して
電子レンジや食洗機、DVDプレイヤーなど電化製品や水道の設備が整った現代のアメリカ人の平均的な幸福度は7.2点で

1940年代も現代(おそらく本の出版年から推察して2000年代でしょうね)でも幸福度はさほど変わっていない結果になりました。

また「美しさ」や「既婚か独身か」「住居環境」「所得」のざまざまな研究の結果を見ても10%ほどの影響力にしかならないとのこと

まぁメディアに出てくる美人が絶対に幸福かと言われるとその人なりの苦悩もあるし貧乏だろうと楽しんでる人もいるとなるとあまり個人的な幸福度となると影響がないのでしょうね。

では、なぜ「環境」が約10%ほどかというと
人間には「快楽順応」というどんな幸福に対しても慣れてしまう性質が主な要因となっていまして要は幸せも何もないと慣れてしまうってことです。

これは「恒常性」といって普段の状態に保とうとする人間の本質ですから仕方がないですよね。ちなみに「ドイツ🇩🇪の結婚と幸福の関係」の研究でも結婚の幸福感は平均して2年ほどで独身の頃と同じ程度に落ち着くそうです。

2-2.40%は「意図的な行動」

では残ったのは「意図的な行動」ということですが要は自分の行動や心がけで40%は幸福度を上げるのにも下げるのにも影響されるということです。

この40%の根拠としては先ほどの「ドイツ🇩🇪の結婚と幸福の関係」の研究が一つ挙げられておりリサーチ中に同時期に結婚した2人の男性の幸福度を研究すると

(仮名)ジェームスは8年後も独身時代よりも幸福度が増加しているのに対して
(仮名)ダニエルは2年で結婚時点よりも幸福度が減少し、5年経つとさらに減少しました。

ではなぜダニエルが幸福度が増加しているのか?
それは、まさに「意図的な行動」の恩恵で花を買って帰ることや共通の趣味を持ったりとした行動だったのです。

3.自分の行動で幸福度が変わる

今回のタイトルは「幸福の50%は遺伝で決まる話」がタイトルでしたが私が伝えたかったのは

「50%遺伝だから、まぁ仕方がない」と同時に「40%は自分で決めている」ってことなんです。

そして自分以外の外的環境は10%ってことなので、もしかしたら「人は自分で幸せを決められるんだけどもそこに気づけるか」というのが実は裏のメッセージということなのです。

これが今回の話の結論かと思われます。ということで今回もありがとございました。

それでは、また次回〜


p.s.
またこの記事の内容についてラジオ感覚で話してみたのでよかったら聞いてください。
https://www.youtube.com/watch?v=yvlLQOuGDGI

【参考】




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