6-1.「月」を観て
今日は友達のナイトショーで「月」を観に。
(前半はカレーの話🍛、映画の感想は後半)
予告映像が公開されてから、とても気になっていた作品。大規模な映画館では上演していなくて、街中の商店街の中にあるミニシアターの1店舗のみ。普段から、目の前は通っていたけど、こんなところにあったんだなあと。雑居ビルの2階に上がると、廊下から映画のポスターがびっしり。並べるというよりは、乱雑に張り出してる感じがいい。映画のパンフレットも大量に置いてあって、映画欲がそそられる空間。
まずは、20:20のチケットを購入して、腹ごしらえへ向かう。
友達がタイ料理か中華が食べたいと言ってて、カレーもタイ料理に入る?って聞いてみたら、いいよって(笑)映画館のすぐそばにあった、前から気になっていたカレー屋さんへ。ビルの奥の方に、個性的な構えでなにここ??狭い空間でひっそりと。
納豆ひきにくは、私の大好物の味。そしてお値段は¥950。なんと良心的…!想像以上に辛くて、刺激されました🌶️でもこの辛さが病みつきになる。美味しかった〜!
やっぱりカレーの後は、アイスの口になる。地元コンビニ、セーコーマートのオリジナルソフトクリーム。牛乳の味がまろやかで、口の中が癒された。
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さて、開演時間になり、鑑賞。
予習は映画の予告映像より。なんとなく、森の奥にある、障がい者施設の話ってことしか把握してなかった。“言葉にできないものは人間じゃない”って言葉、わかるようでわからない。
“世の中はきれいごと”だらけの世界なんだ。震災の跡地の話だったり、自分が実際に見ていないと、テレビで語られてる世界しか知らなかった。目で見たもの、言葉で見たものを、理解したつもりだったけど、嗅覚だって、その事柄を表してる一つ。それを言葉で伝えるだけで、見ていた世界ががらりと変わるのに。ただ、知りたくはないことでもあるな〜と。
問題作と言われてるみたいだけど、それは違う。テレビやニュースでは観ることのできないタブーな世界。日本はこんなにも、放送に“制限”されているんだなあと。この映画の元になった本は、実際に起きた障害者施設でも殺傷事件がモチーフにされてるみたい。
きれいごとばかりを呑み込んで生きている私たちは、この映画は強く胸に刺さる作品。というよりは胸が抉られる作品。本音と建前が漏れてる世界だった。“きれいごと”なんかでは語れないな、うまく消化なんてできないけど、これは観てほしい作品。
さとくんを演じた磯村くんをはじめ、どの俳優さんも本当に演技がうまくて、見入れた。
2023/10/26
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