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アップサイクルプロジェクト oops by Ph.D.

こんにちは、サクライです。

co:doの本社工場がある長野県千曲市よりやや南東、東御市にデザインスタジオ「Ph.D.(フッド)」のアトリエがあります。

Ph.D.代表の荒井健次さんは、1900年代から60年代にかけてのモダニズム初期のヴィンテージ家具の輸入販売や、依頼された家具類の修理・張替とともに、「oops(ウップス)」というアップサイクルプロジェクトを手掛けています。

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元々は自身の張替の際に出てしまうハギレや糸くずを捨ててしまうことがもったいないという考えから、テキスタイルデザイナーの氷室友里さんの協力により新たな付加価値を持った生地へと生まれ変わるプロジェクトが始動しました。

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工房に掛けられたハギレなどを元に製作された生地。
捨てられるはずだったものが、アートピースとして生まれ変わる。

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本物のドライフラワーも生地の一部に。
ソファの張替用だけではなく、ファブリックパネルなどにも。

今ではPh.d.で出るハギレや糸くずだけではなく、様々なメーカーやブランドのゴミも引き受け、モノづくりの原料としています。

co:doを運営するフレックスジャパン株式会社も、シャツの縫製工場としてどうしても出てしまうハギレや糸くずを提供させていただきました。

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メーカーやブランドから集まるハギレや糸くず。
oopsではこれをゴミとせず、創作の大事な素材として扱っている。

今週末の9月5日まで、無印良品銀座店にて開催されているLife in Art Exhibitionでoopsの作品が展示されています。

お近くの方は是非この機会に、荒井さんの世界観に触れてみてください。

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クッションカバー部分の生地にご注目!
私たちの工場から出たハギレがニードルパンチにより生まれ変わり、
素材として活用されている。
(こちらも現在、無印良品銀座店5Fにて作品展示中)

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oopsのプロジェクトネームの由来は、
”one off productions(1点もの)”と、”out of productions(生産中止)”。
マスプロダクトとの対比として一期一会の一点ものとして製作している。

一緒になんか面白いことやりたいねー、なんて言いながら顔を合わせるといつも時間を忘れてお話してしまう荒井さん。

家具のリペアとアパレルメーカーという全くの異業種ではありますが、お互い企みが尽きません。

果たしてどんな取り組みになるのか...、お楽しみに!笑

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元々、工場だった場所を買い取り、工房に改築。
所せましと家具に張替用の生地や修理パーツが並んでいる。

今日の一枚

発売延期を繰り返しながらも、リスニングパーティーが開催されたりと、発表が今か今かと注目を集めていたKanye WestによるDonda。

8月29日に突如としてリリース。
(「レコード会社であるユニバーサルが許可なしに勝手にリリースした」とKanye Westは自身のInstagramで憤慨。)

一言で表現するならば、この時代に生きていて良かったと心から思えるアルバムです。
(海外レビューサイトなどでは軒並み低評価、なんで!?)

百の言葉を並べるよりも、一聴をオススメいたします。

サクライのオススメは「10. Believe What I Say」と「16. Keep My Spirit Alive feat. Conway the Machine, KayCyy & Westside Gunn」、「21. Pure Souls feat. Roddy Ricch & Shenseea」。

客演参加のFivio ForeignとPlayboi Carti、Kid Cudi、Lil Durk、Jay Electronica、The Weeknd、Young Thugも良い味出してました。

他にもJay-ZやTravis Scott、Chris Brown、Ty Dolla $ignに、今注目の若手Baby KeemにDon Toliverや、故・Pop Smokeなど豪華メンツが大集結!

一瞬も気を抜けない重厚な内容と展開に、1時間49分という収録時間も相まって、映画を観たような心持ちになります。

「エモい」とはこういうものを言うのですよ。

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