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「モンクバッグ(monk bag)」製作日誌:長野県の縫製工場

こんにちは、サクライです。
本日はco:doのアイテムを縫製している、私たちの工場についてお話いたします。

フレックスジャパン株式会社は、江戸時代より繊維商を営んでいた加納屋商店をルーツに持つシャツメーカーです。
2020年に80周年を迎え、国内から海外まで幅広く日常で身に纏うシャツをお届けしております。

長野県千曲市に所在する本社工場では、毎日多くのお客様からご注文をいただくオーダーシャツをメインに生産しています。
(実は、モンクバッグのルック写真プロモーションビデオにも登場している赤レンガは工場の外壁なのです)

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co:doのアイテムもオーダーシャツなどと同じく、本社工場にて一点一点生産されています。

私たちのいる事務所棟と本社工場は渡り廊下一本で繋がっており、縫製の仕様の相談や打ち合わせなどを気兼ねなく毎日のように行うことができます。

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今回モンクバッグに採用した、タケヤリさんの備前コーマオックスは、従来私たちの工場が扱ってきたシャツ用の生地に比べると、非常に厚地で密度が高い生地です。

また縫製の糸を取っても、通常は強度を優先してポリエステル糸を用いるのに対して、生分解性を重視し綿100%の糸を使用しているため、より集中して一針一針縫い上げております。

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ネームの取り付けに関しても、草木染めする個体は製品として染めが終わったあとに取り付けているため、非常に手間をかけました...。
(ネームが先についた状態で染めを行うと、本体と一緒に染め上がることになり、文字やロゴが潰れてしまうため後付けにしました)

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正直「別にいいじゃん!」や「嫌だ!」と言われてもおかしくない些細なこだわりに対して、「良いね!」「やってみよう!」と自分たちの取り組みを理解し、協力してくださる縫製メンバーには日々頭が上がりません。

そして急遽仕様変更が必要となってしまった箇所に対しても、工場直結の環境のため、すぐに対応ができたこともありました。

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モンクバッグのアイコニックなパーツであるウッドリング。
化学薬品を用いずに自然由来の成分のみで仕上げを施したことで、木のぬくもりを十二分に感じられるものになったのですが、その反面、長時間水気を吸ってしまうと表面が毛羽立ってしまうことが生産途中で発覚。

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当初の仕様では、ウッドリングを固定する紐は調整できない縫い付けタイプでした。
草木染めの染色サンプルを上げていただいた際に、ウッドリングに毛羽立ちが出ることが判明!
しかも水に長時間浸かっていたことが原因と分かり、洗濯でも起こりうる可能性があることから仕様変更に踏み切りました。

当初縫い付けにしていたウッドリングを取り外し可能な仕様へと変更しつつも、悪目立ちしないようなデザインとすることで対応しました。
(表裏両面に紐を留めるためのループを付けているので、左掛け右掛けお好きな方に調整でき、紐を通すのに使っていない側にはキーホルダーなどを取り付けるなどの活用法もオススメです!)

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ウッドリングに本体に取り付けてある調整紐を通し、お好みのループ位置でで留めることができます。
(商品お届けの際には、左掛けを想定した方向に取り付けております。)

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きゅっと引っ張ってあげると、生地の摩擦でしっかり固定されます。
(カッコ良い結び方を思いついた方いらっしゃいましたら、是非教えてください!笑)

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紐を留めていない側の見た目はこんな感じです。キーホルダーやアクセサリーを付けて、自分なりのカスタマイズはいかがでしょうか?

こんな舞台裏のお話も、縫製工場のファクトリーブランドならではではないでしょうか?
こうして試行錯誤を繰り返しながら、100%の納得ができる形で、皆様の元へお届けしております。

こうしてお伝えしている技術や対応力も、昔からの蓄積があってこそ。
もしよろしければ、うちの工場の本業であるオーダーシャツも宜しくお願いいたします。

今日の一枚(アルバム)

いつも新しい音楽との出会いを楽しみにしているサクライですが、ここ最近の中で断トツの大ヒットになったのが、PhaboのSoulquarius。

教会でメロディーラインの構成やコード進行の基礎素養を学び、高校生の頃からフリースタイルバトルでラップのスキルを磨いてきたPhabo。

作詞作曲を担当するシンガーソングライターとして活動していたアーティストのようですが、パーソナルな情報はほぼほぼ皆無。。。
(というか記事自体も日本語のものは一切無いので、どこかで特集を組んで欲しいなぁ。提供していたアーティストはKehlaniやKyle Dionなど)

GoldlinkやMasegoなど今をときめくアーティストへの楽曲提供をしているLouie Lasticをエグゼクティブプロデューサーに、盤石の布陣でLAミュージックシーンの要注目レーベルであるSoulectionから、デビューアルバム「Soulquarius」をリリースというところがまたニクイ!

Phaboという人間がどういう生い立ちで、今の年齢がいくつなのか、サクライには一切分かりませんが、このアルバムの内容はとてつもなく良い!
それだけは保証するので、是非是非聞いてみてください。


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