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「選んだ孤独はよい孤独」

タイトルに目が留まり、つい手に取って裏表紙に書かれているあらすじを読むと、更に惹かれ購入。

私は、友人や家族といる時間も好きだが、一人でいる時間はもっと好き。これは、自分の周りには会いたい時に会える愛すべき人たちがいてくれるからこそ、一人の時間も楽しむことができるのだと感謝している。そんな自分にとって、このタイトルに共感、魅力を感じざる得なかった。

裏表紙のあらすじによると、この本には男性目線で社会や恋愛、家族など、あらゆるジャンルに富んだ男らしさに苦悩する内容が短編集で書かれているらしい。
これまでの22年間の内、多くの時間を女社会の中で生きてきた私にとって、女性ならではの楽しさと、時には居心地の悪さを感じる両方を味わってきたが、男性でも”らしさ”に悩むことはあるのか!と当たり前のことに恥ずかしながら今、気づいたのである。

本を読み終えると、哀しくも孤独であるがほっこりとした気分になった。全ての短編集が、わかりやすい男らしさに悩む描写が描かれている訳では無いが、それを自分なりに解釈するのがすごく新鮮で楽しい。どうして「選んだ孤独はよい孤独」と言うタイトルをつけたのか、つい考えてしまう経験は初めてだった、、!

是非、手に取った人と語り合って色んな感想を聞きたいなと思いました^^


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