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リボンタイとギャグ

 「俺がネクタイ外したらどうなるか知ってんのか?」は吉本新喜劇で有名なギャグである。池乃めだかさんがネクタイに手を当てるだけで、ワクワクした観客が拍手をするくらいだ。ところで、私の身長は148センチである。初めて先のギャグを見たときからすごいなぁと感動しているが、ついぞ自分で試したことはなかった。今回、私は出席するパーティーにどうしても長めのリボンタイをつけて行きたかった。出来上がりのものを購入するより、手芸店でリボン買う方が、今回は都合がよさそうだった。問題は、頭に巻くにもポニーテールに巻くにも、腰に巻くにも、とにかくリボンの長さは難しい。こういう時は、商品として売られている物の長さを参考にすることが良いだろう、と早速調べた。145センチ。ははーん。やっぱり結構長いんだなぁ、と思いつつ、余ったものを髪の毛に巻くのもいいかと考えてお店で「2メートル下さい」とオーダーした。当日の朝、リボンタイとして理想の長さに結んで余った部分をカットし、そのままひとつにまとめたヘアゴムの上に巻きつけた。そのあまり部分は、なんとなく50センチくらいの長さで、ということはリボンタイとして使っている部分が150センチほどのはずだ。やはり既製品の長さはよく考え抜かれている。と、感心しながらドタバタと準備を終えて出発した。さて、帰宅してからである。ワクワクしながら外したリボンタイを自分の頭の高さから垂らしてみた。おー!ついにこの時が!「長さが一緒や!」

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