【短編連続小説】タコ焼きの味を俺は忘れない②
店に並ぶマイカ。
一時間待ちだと!!?!!
どれほどの味がするのか楽しみになってきたぜ!!
マイカの順番になった。
心臓がバクバクして胸が躍る。
兄ちゃん、どの味付けにする??
店主はマイカに尋ねた。
醤油って何だ??
味噌って何だ??
ネギポン酢って何だ??
明太マヨって何だ??
塩とソースならわかる。
俺は怖いもの知らずのマイカだ!!
全部だ!!全部くれ!!
こんがりと美味しく焼いてくれ!!
おいおい、兄ちゃん焦げたタコ焼きはウチの店では出さへんで(笑)
その代わり目ん玉が飛び出るくらい美味いタコ焼きを作ったるで!!
武者震いがしてきたマイカだった。
(つづく)
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