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共感することの大切さ

子育てをする中でわたしが大切にしている事の1つに、共感するという事があります。

大人になると自分の経験が増え、明らかにそれはなぁと思う事もありますが、こどもに対してはなるべく共感してあげたいと思っています。

例えば好きな事。

電車が好きな時はそれを一緒になって楽しみ、毎日駅に行き電車を見せ、一緒に乗って、図鑑を見て共に学びます。

GT-Rが好きと言えば、雑誌などを買ったりモーターショーに行き、道ですれ違ったら種類を当てっこしたり、音だけで気付けたりするくらいまで私も詳しくなりました。

こどもの興味に合わせてわたしも色々な事を学びました。

プラレール、トミカ 、石、深海魚、プログラミング、魚、イルカ 。

小学校に入ってからは、ゲームや車の部分は友達がその役目を担ってくれますが、プログラミングはクラスでやっている人がいなかったのでわたしが共にやっています。

それは自分がそうされたら嬉しいなというのもありますが、共感してもらえる人と話すのは楽しいなぁと思うからです。だからその話の通じるレベルまでわたしも知識をつけようと思っています。


わたしが好きな甲本ヒロトさんの事を書いた記事があるのですが、それを読んだ時に何か言葉にできなかったボヤッとしたものがすごくスッキリしたのを覚えています。

例えば音楽ひとつとってもそうです。自分が好きなミュージシャンを見つけて友達にこれってよくない?と言った時、同じような熱量で「よかった!」と返ってきたら嬉しいですが、「んー、あんまり」というような反応だと少ししょんぼりします。

誰か、この良さを同じテンションでわかってくれたらいいのに、と思う事があります。


そして、上のブログを読んだ後に、昔母から聞いた話を思い出しました。渡辺茂夫さんという天才ヴァイオリニストの話です。

天才というのはゴロゴロいるわけではないので、同じようなレベルや感性の人が近くにいない場合、話も合わないですし、悩みなんかのレベルもきっと違うでしょうからなかなか共感してもらえないんだろうと思います。

友達はいても、孤独な部分があるのかなぁと、凡人のわたしは推察するしかできませんが、そう思います。


わたしは高校くらいまで、とにかくいろんな人と友達になり他愛もない事をわーわー話し、わいわい大人数で遊ぶのが好きでした。

それから大学へ行き、社会人になり、一緒にいる人も変化をして行きます。

同じ音楽を好む友達、同じ夢を抱く友達。それはやっぱり共感を求めていて、自分の事を理解してくれる人が近くにいるのが心地いいからです。

共感してもらったり、切磋琢磨しあえる人がいるのは、やっぱり心強いものがあります。

わたしは天才ではないですし、息子は普通の小学生ですが、自分をわかってくれる人が近くにいるという事で、勇気を持って欲しいと思うのです。


息子の聴覚過敏も然りです。担任の先生がいち早く息子に共感してくれた事で、息子はわかってくれる人がいると安心したと思います。一緒に悩んでくれたから、わたしも息子の状況を理解でき共感できるようになりました。

そのおかげで、息子は音で悩むのは自分だけじゃないと思えたし、それを理解してくれる大人がいるから、学校へ行けているんだろうと思います。



こどもが見つけた好奇心の種を、せっかくだから見守るだけではなく、一緒に楽しんで育てるのも面白いと思います。

そしていつかはわたしが好きなものも共感してくれたらいいなと願います。

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