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未来に花開く種

今日は、先日書いた調べ学習の記事に登場した中学の時の理科の先生の話をしようと思います。

正確に言えば、わたしの中学の理科の先生で、兄のクラスの担任でした。


兄はわたしのひとつ上で、中学に入学してからそとても荒れていました。

いわゆる問題児です。授業は受けないし、未成年は法律で禁止されている事もするし、家でも暴れるしで、まぁ大変でした。

その時に、毎晩のように担任の先生が家に来てくれていました。兄は部屋から出てこないし、母は自宅でピアノを教えていたので居ないしで、わたしがいつも先生と他愛もない話をしていたのです。

その時に「宇宙人は人間の未来の姿」と言う話を聞きました。

ちょうどその頃UFOがブームで、生放送でUFOを呼ぶとか言う番組があったり宇宙人に連れ去られたと言う人がいたりして、なんとなく宇宙人は怖いというようなイメージがありました。


時代が進化すると、食べ物はより食べやすくなって噛んで食べなくなるかも知れないから口は退化して小さくなり、目と耳は進化して大きくなる。毛というのは人間の進化の過程で不要になり、無くなるんじゃないか、と先生は話してくれます。

確かに、理由を聞けば納得できるものばかりです。

その先生は他にも「タイムマシーンは作れる」と言っていました。紙の端と端を持ってそれをくっつけて見せて、これが時間だとして、時間をこうやって歪められたら一瞬で未来にも過去にも行けるんだ。というような事を話してくれました。

タイムマシーンができたら人はどうすると思う?まずは未来に行って自分や自分の子どもの将来を見たいよね。その後は過去に行くと思う。人は自分のルーツを見たくなるから。それが今我々が見るUFOかも知れない。

先生はそう言っていました。

当時小学生のわたしにはなんとなく難しかったし、今のわたしも空間を歪ませるとかそういう事はちんぷんかんです。ただ今のわたしは「想像した事は実現する」という事を知っています。


ドラえもんの秘密道具も、あったらいいなと思って見ていたものが普通に今実現されています。

誰も想像しないものは生まれませんが、誰かが想像すれば、それは未来に叶うと思います。


今年息子と調べた未来は、もうとっくにわたしの常識を超えていて、すごくわくわくしました。

飛ぶ車も実現までもう一歩ですし、住居や交通機関の地下利用で狭い日本の土地を有効に使えるようになれば自動運転レーンが作れて、そうしたら完全自動運転も可能だとわかりました。宇宙へ行き来するようになると、人間の進化の仕方も変わると気付きました。

タイムマシーンだっていつか実現すると思います。

未来といってすぐ頭に浮かんだアトムの世界観も、近い未来です。


あの日先生が話してくれた話は、当時は夢物語で現実味はなかったけれど、夢物語はどんどん現実になっているんだと実感しています。

そして、夢を持ち信じる事って大切だと改めて感じました。

わたしは未来を作る技術はないけれど、あの時の理科の先生のように、未来に花開く種をひとつでも多く植えられたらいいなと思いながら、子どもたちを育てていきたいなと思います。

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