SPY×FAMILYのコスプレ衣装制作
こんにちは、あおいです。
趣味でコスプレ衣装を製作しています。
スパイファミリーのヨルの衣装をTwitterにアップしたところ、想像以上に反響があったので製作noteを書くことにしました。長文の割に参考にならないのですが、「衣装作るぞ!」と思ったときに思い出したりしてたいだけると嬉しいです。
■ 材料費:計11,000円くらい
■ かかった時間:約22時間
-型紙5h、縫製15h、小物2h
■ 使用材料:(ドレスのみ)
-表地:ハイミロン 2m (1mあたり1800円)
-裏地:シャンタンジャガード 2m (1mあたり1670円)
-シャッペスパン 黒(240円)
-コンシールファスナー 60cm(300円)
-エナメルニーハイ、手袋(2つセットで1600円)
-透明ブラストラップ(ダイソー)
材料費やかかった時間は多少ズレはありますがざっとこんな感じです。
表地のハイミロンはユザワヤ、裏地のジャガード生地は日暮里トマトで購入しましたが、「キャラヌノ」さんでも同じ布を買うことができるので遠方の方などにおすすめです。
1、デザイン決め
まず最初にコスプレするキャラのイラストをもとに、実際に作る衣装のデザインや詳細を決めていきます。キャラデザインに沿いつつ、自分の思うキャラのイメージ(自己解釈)と合わせて考えながら書きなぐっていきます。
この時点で衣装の着脱の仕方を考えたり、だいたいのシルエットやスカートの広がり、おおよその型紙イメージ、製作に必要なもの、小物関連、だいたいの予算などをざっくり決めています。
また、撮影日には必ず間に合わせないといけないので、撮影日(いわば〆切)までのスケジュールとToDoリストを書き出します。このときは撮影日まで2週間しかなく、仕事をしつつの修羅場だったのでプライベートを削りながらの過酷な毎日でした😢
2、型紙づくり
いつもは無料型紙サイトの「でぃあこす」さんを使わせていただいてますが、今回は似たような型紙のスカートの分量やウエスト周りのフィット感が掴めなかったため一から型紙を制作しました。
型紙は「誌上・パターン塾 ワンピース編」を参考に作っています。
洋裁に慣れていないとすこし難しいかもしれませんが、ある程度慣れてきてデザインバリエーションが必要なときに重宝する一冊だと思います。
この本の中から一番シルエットが似ているものを選び、自分なりにアレンジして作っています。
▼ヨルさんの衣装を作りたいけど型紙をどうすれば良いかわからない!という方はでぃあこすさんのプリンセスドレスの型紙が近いと思います。
▼それ以外で、とりあえず衣装を作ってみたいというレイヤーさんはこちらの本がおすすめ。写真つきでわかりやすい気がします。
3、材料をそろえる
型紙が出来たら材料を買いにでかけます。
あらかじめ型紙の大きさをもとに使う布量をきっちり計算し、余分なはぎれをださずに布代を最小限に抑えられるようにしています。
東京だとオカダヤ、ユザワヤ、日暮里など沢山の選択肢がありますが、私が一番よく利用しているのは(オタクの聖地・池袋の)ユザワヤ。
買い物するたびに~40%OFFのクーポンがもらえるので、高い布を買うときにはめちゃくちゃ重宝します。
舞台衣装用の生地などちょっと凝った生地を少量買うときは生地の種類が豊富なオカダヤがおすすめ。日暮里も探す手間はかかりますが全体的に安くて良いです。
その他、アクセサリーや小物系はレイヤーが大好きな100円均一で揃えています。(錦糸町のダイソーは品ぞろえが最強。次いで原宿!)
4、型紙補正する
通常の場合は型紙をつくる→裁断になるのでほとんど不要なのですが、今回単価が高い布なので失敗したときがこわい&シルエットが綺麗に出るか不安だったので、試し縫い用の布(薄手シーチング)で一度作っています。
試し用の生地を裁断→縫う(本当は手縫いすべきですが面倒なのでミシンでががっと)→脇やウエスト、丈感、胸元あたりのシルエットを修正→それをもとに型紙修正といった流れです。
5、裁断する
実はこれが一番苦手な作業。綺麗に切れないと心が折れそうになります凹
今回使用したハイミロンは端がほつれないのでとても扱いやすかったです。(これ超重要)前面に裏地をつけたため端処理はしませんでしたが、裏地がなかったとしても端処理は不要かもしれません。
基本的には、アイロン→縫い代付きの型紙を布にのせて待ち針で固定→型紙の端に沿って裁断ばさみで切っています。
表地のほか、見返しと裏地もほぼ同じ型紙を使って切っていきます。
6、ミシンで縫う
やっとミシンで縫うところまでこぎつけ、あとは勢いとキャラへの愛だけでひたすら縫っていきます。おおよそ縫う順序は以下の通り。
①表地と裏地をそれぞれ縫い合わせる。
③見返しをつける
④裏地を付ける
⑤ファスナーをつける
⑥裾をまつる
今回は手縫いでぐるっと。この地味で手間のかかる作業が一番好きだったりします。
⑥同布で首周りの飾りを作る
ドレス用に作った型紙の首もとあたりに、キャラの画像をみながらざっくり形を描いていきます。それを別の紙に写し取り、このまま型紙として使用すると裁断の際に布ごと歪んだりずれたりしてしまうので、厚紙に転写します。(私は転写が面倒なのでそのまま液体のりで貼っています‥)
そして厚紙切り出し→布の上においてチャコペンで印付け→裁断の流れです。
印つけの道具は色々ありますが、私はチャコペーパー+ローラーとシャープペンシル型のチャコペンシルを愛用しています。布によってはへらを使うことも。
初心者さんは安定して綺麗な線がかけるシャープペンシル型がおすすめです。
⑦透明ストラップをつける肩紐をつけて完成
7、小物づくり
ここまで来たらあとはアニメを見ながら小物を作るだけ。
材料はレイヤー大好き100円ショップでそろえています。
■小物材料
-ハードレジン(ダイソー)
-金塗装スプレー(ダイソー)
-菜箸(セリア)
-割りばし(セリア)
-樹脂粘土(ダイソー)
-造花(セリア)
-カチューシャ(セリア)
・カチューシャ
あらかじめカチューシャと造花をダイソーの金色スプレーで塗装。
割りばしは先細るようにカッターで削ってやすりがけ。
乾いたらカチューシャと造花を接着剤で無理やりくっつけ、その後に菜箸もくっつけます。
・胸飾り
飾りはだいたいハードレジンを使っています。
透明度が高くて黄ばみにくいと定評のある星の雫を使って作っていますが、どうせ塗装するならダイソーのレジンでも大差ないような気がします><
この辺りの細かい作り方もいつか書きたいです!
・手袋、ニーハイ
指先までついていない安価な手袋が見つからなかったので、それっぽいエナメルの手袋から切り出す→手の形にそって縫っています。
ニーハイも適当なものを買い、自分の足に沿うように作り直しました。あみあみのところは家にあった合皮のはぎれを切って繋ぎ合わせてなんとか。
撮影2日前とかだったので、ここらまでくると半ばやけくそです。
▼Amazonでこちらを購入しました。エナメル生地を買って作るのも良いのですが、時間がないのでそうもいっていられません。
これでヨルさんの衣装が一通り完成です!
完成したら試着して自撮りをぱしゃぱしゃ。
この時間が一番幸せかもしれません。
かなり長くなってしまいましたが、以上が製作の裏側?でした。
拙い文章ですが、どなたかの参考になったり、あわよくばヨルさんレイヤーさんが増えてくれたりすると嬉しいです…!スパイファミリーはいいぞ…!
ここまでお読みくださりありがとうございます🙏
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