凡人が夢を諦める話

初めまして。こんにちは。
貴方がこのnoteを見てくださっているのは、朝でしょうか、昼でしょうか、夕方でしょうか。

そんなのはいつだっていい。どこだっていい。
このnoteを見つけてくれてありがとう。

首都圏在住の、アカリヨシザワと申します。
23歳。女。4月から新しい仕事を始めます。
そうです、いわば現在は無職です。笑
あ、名前はそのまま本名から取っています。

私がこのnoteに挑戦しようと思ったきっかけ。
まずはそれから、お話していこうと思います。

私の夢は、ずーっとライターでした。
なりたいと思ったきっかけは、遡ること小学生。

きっかけは、その当時読み漁った多くのファッション雑誌でした。特に影響を受けたのが、祥伝社のZipper(ジッパー)。当時は青文字系の金字塔のような存在として、多くの女の子が憧れていました。

私は、Zipperから色んなファッション、カルチャー、音楽を見て、聞いて、知っていきました。
10代の時にZipperを購読すると決めた私、

よくやった!!!!(これに尽きます)

その時に抱いたワクワク、高揚感、そしてちょっぴりの全知全能感を抱えて、大学3年生から約2年間、女性向けキュレーションサイトでライターのインターンをさせて頂きました。

自由にやらせて頂いていたと思います。本当に。笑
というのも、私はライターとしてはあるまじき…興味関心がある対象が、しばしばブレるライターだったのです。(まぁ、普通の女の子なら珍しいことでもない気はするのですが)

それでも私がお世話になっていたメディアは、私を受け入れ、常に肯定してくれました。
今思うと、それが良かったのだと思います。
そうでなければ、続けられていなかったのだと思います。

その時の自分が面白いと思ったもの、伝えたいと思ったものをストレートに発信させてくれたからこそだったのだと思います。

なので、私は“好き”を“ビジネス”にすることには
向いていなかったのかもしれません。
まぁこれも、今思うとなんですが。

そんなこんなで、大学卒業後最初に入った会社は、大手のアパレル会社でした。
正直、元々好きなブランドでもありません。その会社のシステムに興味があった訳でもないです。

入社した理由は、ぶっちゃけそこしか受からなかったから。後福利厚生が、アパレル会社の割にしっかりしていたから。こんな感じです。

妥協に妥協を重ねたような就活でした。
社会は私が思っていたよりも厳しく、そして私は社会を存分に舐め切っていたのだと思います。

この時に、私の全知全能感はガラガラと音を立てて崩されました。本当に呆気なかったです。笑

でも正直、それも今となれば良かったと言えるかもしれません。それは何故か。

好きなものが増え、変わり続ける自分。
そしてそれが周りのライターや友人と異なることに
大きな恐怖を抱いていたから。
そしてそんな自分に、ちょっとした逃げ道を作ってあげられたかなあ、と思ったからです。

古着とか、ゆめかわいいカルチャーに関して書けたらいいなと思って入社してみたけど…

「大好きなグルメに関しても書いてみたい。」
「多くの人の永遠のテーマである恋愛に関する記事も、書けたら楽しいんだろうなあ。」
「あ、もはや悩んでる女の子を助けたい!」

みたいな感じで、私の方向性は、本来とは違う方向にどんどんどんどん逸れていきました。

私は、今でもファッションが好きです。オシャレをすることも大好きです。

自分がときめいた服に袖を通すだけで、街がキラキラ輝いているように感じる、あの感覚が好きです。

歳を重ねていく程に、ときめくお洋服の数が増えただけだと思っています。心からそう言えます。

でも、それが当時はすごく怖かった。
自信を持って情報を発信できないことも、すごく嫌でした。そして情けなかったです。
…変わっていく私へ嫌悪感を向けてきた人も、正直いましたし。笑

悔しくて悲しくて自信もなくなって、泣いた夜もあります。「好きだから始めた、好きだから続けている」はずなのにって。

それでも辞めなかったのは、文章にすることが好きだったからなのだと思います。
そして私の文章で、救われた人がいるかもしれないという事実に助けられていたのだと思います。

もちろん学生の時、雑誌の中のお洋服や化粧品、かわいいモデルさんや初めて触れるカルチャーにときめいていたのは紛れもない事実です。

けどそれ以上にときめいていたのは、魅力的な物事を、魅力的な言葉で紡ぐライターさんの魔法。

当時から、好きな雑誌は細かく書かれた文まで隅々読み切るタイプだったので…今思うとそうなのかもしれませんね。

やっと、やっと自分のことが理解出来た気がします。そして、やっと自分を認めてあげられた気がします。

私は、誰かの人生に寄り添いたいのです。そして、その誰かの胸をときめかせたり、救ってあげたりしたかったのだと思います。多分。

だからこそ、このnoteは私に向いてるのかなー、なんて書きながら思います。笑

夢を諦める。
…やっとタイトルに沿ってきましたね。

社会に出て2年経つか経たないかの自分が言うのも本当におこがましい気がするんですが、
ビジネスって難しいなあ、としみじみ思います。

常に自分が発信したいことを発信できる訳ではないし、達成感を得る為に時間も労力もかかる。もうめちゃくちゃかかる。

だから正直、諦めちゃう人がいるのも分かります。
その諦めちゃう自分が、情けなくてかっこ悪くて、自信が持てなくなる人がいるのも分かります。

だからこそ、“好き”を仕事に実際に出来ていたり、続けられていたり、“好き”を仕事にすることを諦めずに努力を重ねている人達はすごいのだと思います。私は周りのそんな友人達を、心から尊敬しています。そんな友人達に出会えたことも幸せだと思っているし、彼らが輝く姿を見守っていきたいな、とも思います。

でもだからといって、諦めてしまった人達には
「好きを続けられない自分はダメ」
とも思ってほしくないなあ、と思います。

中学生や高校生の子達は、きっと常に自分の進路について悩まされているんじゃないかな。
夢が見つからずに悩んでいる子も多いと思う。そんな子の方がむしろ多いのかもしれないね。

私は当時、夢がある側の人間だったけど、今なら貴方達の気持ちが分かるような気がします。

夢があるのって素晴らしいことだと思います。
自分がこの先どうやって生きていきたいか、
そして自分がどうやって生涯を終えたいか。

その目標が一先ずあるのって、すごく強い。
でも、思い通りにならないのも人生です。

だからこそ、その夢が叶わなかった時、なんらかの理由で諦めざるを得なくなった時、もしくは自分の興味関心が変わってしまったなあと思った時。

自分を否定しないであげてください。
自分を認めてあげてください。

もし今の貴方が出来そうにないなら、
何度だって私が大丈夫って伝えてあげたい。
「案外どうとでもなるよ、人生」

23年しか生きていないけれど、きっと人生ってそんなことの連続なのだと思います。例えば大切な人ができた時、大切な人を失う時。

考え方や目標が変わるのは全く不自然ではありません。むしろ自然の摂理に沿っています。

“変わらない自分”や“ポリシーを貫く自分”、はたまた“自由に生きていくこと”に、むしろ縛られている人が増えているような気もするのです。

無理に、“自由に生きていく”をしなくてもいいのだと思います。だって、どんな貴方も貴方。

纏う服が変わっても、聞く音楽が変わっても、あのお友達と意見が食い違っても、貴方は貴方です。

そんなことを伝えていきたい。隅っこで誰にも言えず悩んだり、泣いている貴方を文章で救いたい。

ほら、私も今新しい夢が出来ました。

とまぁこんな感じで、これからも引き続き
アカリヨシザワが興味関心がその時にある事柄を
文章にしていけたらと思います。

まぁ、そんな感じで!

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