わたしの読書はどこから?♯1
読書が好きです。
いろんな世界に入り込めて、自分の知らない人生を体験することができる。
新しい知識を得られるし、誰かが長年かけて学んだことを、本を一冊読むことで知ることができる。
わたしは本が好きだけど、両親がすごい読書家だった、というわけでもなく、実家にはそんなに本はありません。(絵本は割とたくさんあった気がするけど、わたしと妹が読まなくなってからどこかに寄付したのかな)
でも、昔から本を読むことが当たり前でした。絵本から児童書、児童書からライトノベル、小説、ビジネス書など、年齢とともに読書の幅も広がってきました。
じゃあ、わたしが読書好きになったのはなんでだろう?と考えると、図書館の存在があったからだと思います。
幼少期から、大学生になるまで。わたしの読書の近くにはいつも図書館がありました。
1.幼少期
あまり良く覚えていませんが、母は「小さい頃からよく図書館に連れて行っていた」と言っていました。
なんとなく、図書館で仕掛け絵本を読んだり、おはなし会に参加していた記憶があります。
わたしの地元は、ドがつく田舎で、小さい子供が遊べるような公園がありませんでした。出かける場所がなかったから、母は図書館に連れて行ってくれていたのかな。と思います。
今考えると、図書館で絵本を読んでいたあの頃からわたしの読書好きは始まっていたのかな、と思います。『ぐりとぐら』とか、『しぜん』シリーズとか好きだったな~。幼稚園で人気だったのは『もったいないばあさん』。人気だったからか、あまり読んだ記憶がありません(笑)
2.小学校低学年
小学生になると、町の図書館だけではなく、学校の図書館も使えるようになりますね。小さな小学校でしたが、小学生が読む王道の本がたくさんあったと思います。
1年生から6年生まで、読める本が全然違うのに、ちゃんとその学年に合わせた本が読めるように本がそろって整理されていてすごいなあ、と今は思います。
低学年の時読んでいたのは
『わかったさんのおかしシリーズ』や
『まんがでよくわかるシリーズ』
どちらも学校の図書館で見つけて読んでいた本です。
小学生の時は、本を買えるほどお小遣いをもらっていなかったので、ほとんど図書館で借りていました。学校の図書館で読んだ本の続きが置いてなかったら町の図書館で借りたり。自分で読む本を選んで決めていたのもこの頃からかな。
3.小学校高学年
高学年になって、「これは運命だ!」という本に出会います。
それがこれ。
幼いころに母親を亡くした主人公のルル。父親の新しい恋人とその息子は父親には良い顔をするけど実はとっても意地悪。そんなことを知らない父親は恋人との結婚の話を進めてしまう。騙されている父親をなんとか助けたい!と思っているルル。ある日不思議な本屋で魔法の料理本に出会う。魔法のレシピを使って、主人公ルルは大切な父親を助けられるか?
一巻の『ミラクルクッキーめしあがれ!』はざっくりいうとこんなお話。
学校の図書館でこの本を見つけたとき、タイトルと表紙をみてビビッときました。なぜかはわかりませんが。
元気で明るい主人公のルルが大好きだったし、この本に出てくる魔法のレシピと、不思議な食材が本当に素敵で。ちょっぴりハラハラするけど、わくわくしてドキドキする物語で、何度も読み返しました。(小学生はもちろん、大人でも楽しめる本だと思います。気になった方はぜひ。)
学校の図書館にあったのは一巻だけで、続編は町の図書館で借りました。続編も、主人公が魔法のレシピを使って大切な人を助けるお話。どの話も面白くて、けなげな主人公の成長も見られて大好きです。
図書館で借りて読んでるうちに、どうしても欲しくなって、中古で買いました。初めて自分で買った本がこれだと思います。
大学生になって引っ越しをするときに、実家に置いてこようか迷って、でもやっぱり手元に置いておきたい!と持ってきました。
わたしが本格的に本を読むようになったのはこの本からかな。この本に出会ってからいろんな児童書とか読み漁ったり、ライトノベルに手を出してみたり、ちょっと背伸びして小説読んだりするようになったな、と思います。
図書館がなかったら、この本に出会えなかったし、わたしが読書好きになることもなかったのかも。
本当は、大学生までわたしの読書について書くつもりでしたが、長くなってしまったので今日はここまでにします。中学生~大学生(現在)についてはまた後日。
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