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夢ややりたいことは、想いから生まれる

先日お手伝いとして参加した大学のオープンキャンパスで、「公務員になりたい」という高校生に出会いました。

彼女は一人でオープンキャンパスに来ていて、しかも大学を卒業した先の進路のことまですでにイメージすることができていて、

当時何にも考えていなかった私からすれば「本当にすごすぎる」の一言に尽きます。

個人的に私は、「なぜそれがしたいの?」「どうしてそう思ったの?」ということを人に聞くのが好きで(笑)、今回もやはり「なんで公務員になりたいと思ったの?」と彼女に聞いてみました。

「公務員って、政治家と地域の人の間に立てるお仕事だから、その両方に近い立場で働くことができると思ったから」

と答えてくれました。ますます素晴らしすぎる…。

そしてたとえば税金の使い道として、学費や子育て支援に回すお金をもっと増やすべきなのではないかという問題意識を彼女は持っているそうです。

その問題を解決するために公務員になりたいのだと。本当にかっこいいし、その想いを大切にしてほしいと思いました。

他にも、私が所属するゼミの専門分野である「高齢者心理学」に興味があるという高校生がいて、

「なぜ高齢者心理学に興味を持ったの?」と聞いてみると、

「おじいちゃんが脳梗塞になってしまって、おばあちゃんが介護してるんですけど、(大変そうな様子を見て)自分が近くにいるのに何もしてあげられないから、高齢者の心理ケアのことなどを学びたい」

と話してくれました。

こちらの高校生も、本当に思いやりがあって、学ぶ意欲の動機となっている想いが美しくて、素晴らしいと思いました。

ーーそして、人はこういう「〇〇の問題をどうにか解決したい!でも今の自分は無力で何もできない。だから〇〇について学んで、知識をつけたい」といったプロセスから、やりたいことを見つけていくのかなと思いました。

まあ側から見ればもしかすると、17歳も24歳も大して変わらなく見えるのかもしれませんが、私から見た高校生は無限の可能性を持っているように見えて、なんだか輝いて見えていて。

こうして少し年齢の離れた高校生と話すことからは、私が教え伝えるというよりも、むしろ私自身が学ばせていただくことが非常に多いなと感じます。

だからずっとこれからも、年齢や世代、バックグラウンドの異なる人との出会いを、たくさん経験し続けることができれば本望です。

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