見出し画像

悲しい現実とちゃんと向き合える強さ

闘病している祖父の体調がいよいよ悪くなってきているらしく、一昨日、母から祖父の動画を見せてもらいました。

そこには、摂れる食事を摂れる分だけ、一生懸命に摂りながら、「うまい」とつぶやく祖父の様子が映っていて、

バイトから帰宅して、これから晩御飯を食べようとしているところだったのに、すごく胸が痛んでしまい、そこから一口も食べられなくなってしまいました。

その後も、動画で見た祖父の様子が頭から離れなくて、夜目が覚めた時もその姿を思い出して、次の日仕事をしている時も、やはり祖父のことが頭から離れませんでした。

この年末年始には、祖父がいる田舎へ帰る予定なのですが、私が顔を見せることが少しでも祖父の力になるのなら、本当は明日にでも祖父のところへ飛んで行きたいくらいの気持ちになりました。

一方で、いざ祖父に対面して、その姿を見たら絶対に泣いてしまうだろうし、今は修論の完成に向けて一番手と頭を動かさなければならない時なのに、心配でつらくて、もう何も手につかなくなってしまうのではないかと不安で、

「あさっての大学の授業を休めば、祖父に会いに行けるかも」と一度は本当に考えたのですが、結局は会いに行きませんでした。

そんな自分って、ほんと弱いなあと思います。

だって私なんかよりも本当は、祖母や母の方がずっとつらいはずです。

なのに気丈にふるまったり、明るく振る舞ったり。そういう私にはない強さが、祖母や母にはあると思います。

正直なところ、私がいつか将来、今の祖母と同じように、愛する人を支えなければならない状況になった時、同じように強くいられる自信が、今の私にはありません。

どうすればそんなに強くなれるんだろうと、純粋に不思議に思います。

悲しい現実にちゃんと向き合ったり、受け入れたりしなければならない機会は、もちろん遭遇しないに越したことはないのですが、やはり現実的にはそれは難しく、悲しい現実に遭遇する機会は、人生に付きものだといえます。

だけど今の私には、悲しい現実にちゃんと向き合ったり受け入れることが、祖母や母のようには、なかなか上手くできません。

祖父とはこんなに離れているのに、それでも祖父のことを度々思い出して、何度も泣きそうになったりします。

悲しい現実から目を背けずに、ちゃんと向き合い、受け入れる強さは、一体どのようにして身に付くものなのか、今の私にはまだわかりません。

いつもお読みいただきありがとうございます。よろしければフォローやサポートもぜひお願いします😌💐