見出し画像

父が末期癌らしい

明日から抗がん剤治療で入院する父
入院前に会いたくて実家に帰った
そして、駅まで父に送ってもらった車中

「すべてのことは、起こるべくして起こる
偶然はない、すべてが必然」
「子どもたちに何も残さないように、なにかの因縁を受けて癌になったのかもしれない」
「これが決められた寿命で、パパは逝くんだと思う」

とかなんとか父は言ったけど

私達に何を残してもいいから、父に長く生きてほしいと心から思う


…でも言葉に出せなかった、言ったら泣くと思った



父と別れてこのつぶやきを書いている今、電車で涙がひとつぶ、ふたつぶ、みつぶこぼれる



パパ、死んじゃうのな

パパに駅まで送ってもらうのはこれが最後なのかな

パパと実家でご飯が食べたい

美味しいご飯をごちそうしたい

ママと旅行に行かせてあげたい

孫の顔を見てほしい

結婚式に来てほしい

きれいな景色を一緒に見たい

一緒にお酒が飲みたい

ただ、帰ったときにおかえりと言ってほしい

いつまでも味方でいてほしい

ただ、ずうっと元気に過ごしてほしい、それだけでいい


お酒を飲んで、顔が赤らんでいてよかった

電車がすいていてよかった
誰も私のことなんて気にしてなくてよかった

涙がどんどん出てきてとまらない

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?