いまのはなし。

あと数日で誕生日を迎え、26歳になろうとしています。幼い頃に想像していた「26歳」は、もっともっと大人でおばさんだと思っていた気がする。

「はじめまして」で書いた彼とは思っていた通りに続かなくて、2か月も経たずに見切りをつけてしまった。友人からは「きっと3年後くらいに後悔するよ」なんて言われてしまったけれど、続けたところで何も生まれずに彼の時間も私自身の時間も勿体無いだろうからこれで良いんだと思ってる。余計な人生経験を積みすぎて、彼のような純粋に真面目に生きてきた人と真正面から付き合うことが怖くなってしまった。彼は高校生活を勉強と部活にだけ時間を費やしたようで、青春時代の「恋愛」みたいな甘酸っぱい可愛らしい付き合いを創造していたのかもしれない。マッチングアプリで出会った過去の男性たちとは比べ物にならないほどの高スペックの持ち主ではあったと思う。いつか、大きい魚を逃したなぁ…なんて笑っていられたら良いな。今のところは特に、何も。

寂しい時に会えるひと、ちょっと人肌恋しい夜に会えるひと、なんとなくLINEしたい時に適当なやり取りできるひと、誰かと話したい時に適当な会話できるひと。今の私には、そんな都合の良い関係性が心地良く感じてしまうみたい。深い付き合いってなんだかわからないけど、そんなのは求めていないみたい。というか、そんなの怖くてできないみたいです。誰かを本気で好きになってみたかった。本気で愛してみたかった。

こんな25歳の終え方するはずじゃなかったんだけどな。

こんな26歳になるはずじゃなかったのにな。

私の人生、こんなはずじゃなかった。

・・・と言いつつも、好きなことや趣味と呼べるものが何個かできて、一人で稼いで、一人で暮らして、たまに美味しいもの食べて、友人と遊んで、なんだかんだ楽しく過ごしてる毎日も嫌いな訳じゃない。むしろ一人の時間が有意義に過ごせすぎて「幸せ」感じられるくらい。そして何かに挑戦しようと思って、思いつきで始めてみた国家資格の勉強。何者にもなれない私だけど、『何か』を目指してみようと思います。なんて。

山本文緒さんの『恋愛中毒』：高校生の頃に読んでたものだったのに、いつの間にか主人公と同い年になってたみたい。

こんなはずじゃなかった人生。

この先もきっと、ずっと、

同じ事言いながら続いていくんだろうなぁ。