心という臓器はないらしい
心という臓器または体液が存在しないなんて嘘である
何を言ってるのかと笑わば笑え
怖くない人が怖い
怖くない場所が怖い
例えば通い始めた病院
嫌いではない。評判もいい。主治医は優しい
割と正直に診察メモを用意できている
だから怖くない
と頭は言う
でも心はそれを跳ね除けて怖い怖いと叫んでいる
悲しいことに体は心に支配される
だから話せない、動けない、顔もあげられない
すぐさま頭は高校生にもなって何してるのかと注意する
心は耳を塞ぐ
やっぱり体は心の支配下に置かれている
何が怖いの?
心にそう問いかけても返ってこなくて埒が明かない
心は頭にあると言う
果たして本当にそうなのだろうか
もしかしたら心という未曾有の臓器が存在するのではないだろうか
だって心は痛むんだもの
心は私という私を支配できてしまうんだもの
人の70%ぐらいを占める巨大な臓器やら液体やらとして認めてもいいんじゃない?
そんな意味のわからない有り得ないことを思うぐらいに心と頭は共生してくれない
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