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ファンタジースプリングスがある国に生まれて、本当によかった 【レポ②】

この章からやっとアトラクションに乗りますよ〜

次の③まで続く長編レポに仕上げてしまった
TamifuruDに行ってきたレポを書きなさいと言われたので書いている面は強いものの、こんなに書きたいことがあったなんてね〜

どうかご笑納くださいな




朝から号泣する三十路 〜ピーターパンのネバーランドアドベンチャー〜

FS内での体験の順番に散々迷った結果、一番楽しみにしていたピーターパンのライドを選んだ。

ここで少し、ライドに対する想いに触れておこう。


大人になりたかった大人がなぜ"ロストキッズ"になりたがるのか

TamifuruDのYouTubeチャンネルで喋っている"RADIO ON D'AIR"では何回か触れているが、わたしはピーターパンに対して深い思い入れがあった訳ではない


子どもの頃は、大人になりたくて仕方がなかった。
大人になることこそが、わたしが自由になれることだと思っていた。


だから、繰り返し作品を観て曲に馴染みがあったり、フック船長やスミーのやりとりを憶えて笑ったり、空を飛んでみたいと思ったことがあったとしても、ネバーランドに行きたいと心から願ったり、ウェンディ達を羨ましく思ってピーターに恋をしたこともなかった

しかし、ファンタジースプリングスにいつ行けるかわからなかった時、ライド動画を事前に見たわたしは、泣いていた。
サントラも繰り返し聴いて、ライドの流れは理解した状態で当日を迎えたのだが、何回聴いてもただ目頭が熱くなっていた。

そんな訳で、当日を迎える3週間も前から酔い止めを購入し、どうしてもこのライドを楽しく体験したかった。

チョーク調のピーターパンとティンクがかわいいエントランス

ファンタジースプリングス・マジックで、あっという間にプレショーの部屋に着いた

もうすぐ始まっちゃうよ〜とそわそわしたところで、気がついたことがある。




あれ? 酔い止め、飲んでなくない!?

                   終
                 制作・著作
                 ━━━━━
                  ⓃⒽⓀ




NHKの番組終了テロップが脳内に流れたところで、素早く口に放り込んだ
たぶん、水無しでも飲めた
ほら、効いているかどうかよりもさ、飲んだっていう安心感の方が大事じゃん???(言い聞かせ)


そんな茶番を挟み、プレショーに進む。
プレショー、虫の音が聞こえたり、ピーターパンの影もしっかり見えたり、ただの3D映像じゃない感じ、とっても良かった

というより、プレショーが終わった直後の"Following The Leader"の曲の始まり方と扉のリンク、最高。これだけでなんだか胸が詰まる。
もう、酔い止めが効いているかなあなんて不安は忘却の彼方に消えていた。

ボート乗り場、初回は1/3台目だったよ。これを撮ったのは午後にループした時

あっと言う間に着く乗り場、ずっとそわそわしていたが、スッと通された
すでに人数コントロールがスムーズに行われていて、キャストさん達の努力が感じられた

動画で見ていた時から、ライドの大きさは想像できていたけれど、大人でもすっぽり埋まるくらいの大きなボート、すっぽり収まる安心感すらあった


いよいよ出発。

"Following The Leader"からまた始まった本編、すでに涙腺がやばい

すぐにティンカーベルがボート全体に妖精の粉をかけてくれて、みんなで飛んでゆくのだが、もう、なんか、堪えられなかった。


ここからずっと頬を涙が伝った状態で乗り続けた。


ウェンディとマイケルがぎゅっとハグするのでまた涙が流れ、フック船長や海賊達一人一人も表情や動きが豊かでまた泣いて、ワニに喰われて走り去るフック船長の退場に笑い泣いて、あれ、これたぶんまだ泣くタイミングじゃないんだけどな、とメタってもまだ泣いていた


そしてロンドンに行く時、本格的に泣いていた。
画面がほとんど見えない


ナナのお尻にだけ妖精の粉がついてしまって、浮いて天井にぶつかる描写、それをみんなで微笑ましく見ていたのも束の間、「さあ、ネバーランドに帰ろう!」と言われて、ウェンディにお辞儀をして立ち去った「ピーターパン2」のピーターパンの姿が頭をよぎる


"The Second Star To The Right"が流れて、ネバーランドに帰ってきていた。


ボートが川に着水した感じとかも表現されててすごいなとかぼんやり思いながら、ライドは終わって退出口に近づくのだが、気がついたらわんわん泣いていた。
隣のTamifuruDに(おま、めっちゃ泣いとるや〜ん)という顔で生温かい目を向けられる。


泣きながら退出していると「素敵なシャツですね」とキャストさんに慰められて「あ゛り゛がとう゛ございま゛す(泣)」みたいな返答がでた。
ピーターパンが楽しみすぎて新調したシャツなんだ、ありがとう。
そんなことよりこんな素晴らしいライドの運営をしてくれてありがとうございます(?)

大人になるってなんだろうな、と改めて思ったスポンサーメッセージ。かわいい。

退出口でもしばらく泣き止まず、情報のない通りすがりのゲストの方にジョン・ダーリングが助からなかった世界線を提供してしまった。


が、FSで最初に体験したアトラクションがこれで良かったと心から思った。


この時は流石にそこまで思い至れなかったが、時間が経って考えると、"本当はいつだって夢を見たい"し、"諦めたくない"のだと思う。だから、「ビリーヴ!〜シー・オブ・ドリームス〜」だって毎回刺さるし、あまり作品としては好きではない「メリー・ポピンズ リターンズ」の"Nowhere to Go But Up"で泣くのだと思う。
大人になりたかった自分も認めてあげたいけれど、童心にかえったっていいんだよと言ってあげたい。今は、いつでも童心にかえれる大人でありたい。




【余談】そういえば、バケパ(ワンバケ)勢には、これ、おすすめです

そして、ここで朝ごはん以来水分を摂っていないし、小一時間も過ぎればすぐにランチなのだが、(水分が予定よりも失われたので)、ワンバケの恩恵に預かってフリードリンク券を駆使することにした

水分をちゃんと摂らないと、夏のパークは乗り切れないよ...…。

一旦余談になるのですが、バケーションパッケージ(ディズニーワンダフルバケーション)で紙チケットが多い方、手放しでこちらをおすすめします

入れ口が二箇所になっていて、薄い方にフリードリンク券を入れて、反対側の少し厚めの方にその日使うアトラクション券やショー鑑賞券をまとめて入れました。サイズも各種チケットがシンデレラフィット、半透明なのでフリードリンクは取り出さずに見せられる、ポリプロピレンだから夏でも使い易いし、本体がそもそも小さいので嵩張らず、軽くて最高でした

アプリに集約されているのにバケパはまだ紙を持って行くことが必要なので、まとめての持ち歩きにお困りの方、ご参考まで




▶︎次で残りの一日をまとめあげますよ〜

*最終回レポを、8/16(金)に公開いたしました!


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