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転職ってわるいことなの?

60歳で定年退職をした父は、新卒で就職した会社を30年以上勤め、今はその子会社に勤めている。

元不登校だった私は高卒認定を取得し、中卒から大卒になり専門学校へ再進学をして、医療従事者となった。

様々な医療機関がある中で、私は少ないキャリアでありながら何度も転職をしいる。

そんな私を父は、よく思っていない。どんな理由であろうと、数年で退職し転職する人間を悪だと思っている。

SNSでも転職回数を公表し、自分は社会不適合だと投稿する人がいるが、私はその方達より転職回数も多ければ経歴も悲惨なモノだが、社会不適合だからと諦めてはいない。
世の中には自分が知らない仕事が沢山ある。探し続ければ自分に合う(仕事内容或いは人間関係)仕事は必ずあると信じているからだ。

転職することはイケナイことなのだろうか。

きっと人が転職する理由はさまざまで、給料アップや人間関係が理由で転職を希望する人、キャリアアップを望む人も、他業界に挑戦したいと思う人もいるだろう。自分に向いている仕事を探している人もいる。だが、父からすれば『置かれたところで咲きなさい』と。団塊世代の下で今では考えられないパワハラも黒を白と言えという世界で葛藤し生き抜いてきた父からすれば、転職は甘えという考えになるのかもしれない。そんな父に『時代は変わった』と言っても言い訳にしかならない。

けれど周りには、転職をしていない人の方が少ない。サラリーマンをしていて、資格を取る為に結婚していても再進学をした人もいるし、国家資格を活用し医療の道で働いていても、新たに別の医療国家資格取得に向けて再進学をしている人もいるし、他業界に転職した人もいる。独身であっても正社員からアルバイトとして同業種で掛け持ちしてる人もいる。
転職をしていない人は、結婚をして寿退社をした人の方が多い。

そもそも転職って楽じゃないし、転職したからと言って楽だとは限らない。

それでも履歴書に経歴として記入し、面接で『素直さ』が求められても『本音と建前』の世の中だ。例え前職でパワハラを受けていても、解雇されていても『一身上の都合』という名の暗黙のルールで働き先を見つけなければならない。生きていく為に金が必要な上に増税され、物価は高くなるばかり。
生きるために転職活動をする人のどこが悪なのだろうか。
転職すれば、中途採用であれいつだって下っ端になるのに。


今、転職活動をしている人がより良い職場で花を咲かせられますように。

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