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語学学校初日に面食らった話

何とも言えない顔してるでしょ、この画像。

今日は語学学校初日に私がこんな感じの顔になった話をします。

いやはや、私のホストマザーはとんでもない人でして。留学当日からメンタル崩壊していた訳なんですけど、、、

気になる方はこちらをはじめにどうぞ

学校に行くバスの乗り方も、いくらかかるかさえも教えてもらえず、留学前はホストファミリーが全てケアしてくれるから!なんて調子のいい事を留学エージェントから言われて、すっかり、安心だわぁ〜!なんて思ってたら完全なる嘘っぱちだったんですよ。それが分かったのは渡米してからだったので、時すでに遅しです。はい。

「バスの乗り方教えて」って言った時も

「私、車だから分からない」

と言われ....

今迄の事も踏まえて、

もう一生頼らないと決めた。


どうにでもなれ!!
口がついてんだから、聞けばいい。

バスを2つ乗り継いで学校へ行ったんです。
頼りになるのは、"とっさの一言" っぽく自分でまとめたノートと電子辞書。

今思えば本っっ当に、大したもんですよ。
スマホ、ないんですから。


でね、案外行けるもんだなって事に驚いた。
どこに行っても助けてくれる人は必ず居た。
出川の哲っちゃんだってフリーウーマンで自由の女神に辿り着けるんだから、私だって行けんのよ!


学校はそこそこ大きなコミュニティカレッジ内のESL.
カレッジに着いたは良いけど、ESLの場所が分からない...

学校中にエクスキューズミー、エクスキューズミー言い放って、
やっと辿り着いた人だかり。

留学生たちが群がる中、シレーっと彼らの後ろへくっ付いた。

他言語のオンパレードがホワイトノイズ化して、昼寝前の子供のように泣きたい気持ちと、遊びたい気持ちが入り見だり変な感じになってた、

と、こ、ろ、へ、

「マジさぁ〜うちのホスト最悪なんだけどぉ〜」

耳が日本語を拾ったと同時に目が日本人を探した。

(あっ、あの子達だ!!)

何とな〜く近づいていくと、向こうも私に気がついて仲間に入れてくれた。

「みなさん、お友達ですか?」

「え、違う違う、さっき会ったんだよね〜!」

(よかったー。出来上がった友達の輪に入るのって女子的にはハードル高め)


自己紹介が済んで、
そこからホストファミリーの話で盛り上がり、一瞬周りを忘れて女子会スタート。(すいませーん、レモンサワーお願いしまーすw)

「私のホストは、二人の姉妹がいて、すっごく可愛くてホストマザーも優しいし最高なんです」

(なんかもうこうなるとホストが違う意味に聴こえるわww)

「えーいーなー、ご飯とかは?」

「冷蔵庫と棚にあるものは好きに食べていいよって言われてますけど、なんか気が引けて...」

(どっかん家のくそBBAとは大違いだな)

「いいなぁ」

「うちは黒人の15歳がいて部屋に勝手に入ってきて私のものどんどん使うから本当最悪。出てってって言ったのに、気づいたら物とか無くなってて!」

(それはそれで嫌だな...みんな、なんだかんだ過酷な生活してんだな)

「SANAちゃんは?」

「あ、うちですか...?うん、、、結構ひどい。白飯にふりかけと醤油とか、そんな感じで」

「えーーーーっ、お腹空いちゃうじゃん」

「そうなんです」

「そっかぁ...ウチらみんな大変だよね」

「仲良くしよーね」

お互い一通り傷を舐め合って、二周目に突入した。

「初日とかどーだった?」

「なんかさ、ホームシックで初日に大泣きして、それから吹っ切れたんだけど、日本帰りたいな...って思っちゃって」

「わかる〜」

っていう2、3人の女子のハモリ声。
メンタルやられた私にとっては共感して貰えた事が凄く嬉しかった。

すると絶妙な距離にいた一人の女子が口を開いた。


「じゃ、何で来たの?帰りなよ」


えっ....

そこにいた女子全員が凍りついた。

(言い方よ)

「そ、そうだよね、もっと強くならなきゃだよねー アハハ...」

この時の私の顔です。
(上戻ってもう一回見て!ジワるからw)


そこから手続きを済ませ別の部屋に通されて、ほぼ何言ってっか分からない校長だか教頭だか誰かしらの挨拶を聞かされて、その後に、こぞってエッセイを書かされた。

そのエッセイの文章能力からクラスを振り分けられ、私は真ん中のクラスになった。

クラス発表の時、私とさっきの何人かは同じクラスへ。

(やった〜)

ホストに恵まれている女子は一つ上のクラスへ。

(すげ〜)

そして帰れと言った女子は一番下のクラスへ。

(え!?英語ペラペラなんじゃなかったの...!?)

さっきの女子達が色んなテレパシー送り合う中、
私は静かに席に着いたのでした。






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