見出し画像

好きなものは人を紡ぐ。好きこそが全ての解決策だよって話。

久々に野球観戦に行ってきた。友人4人で。

僕は、ヤクルトスワローズファンなのだけども、故・野村克也監督の時代にファンになったので、気付けば相当時間が経っている。

92年93年の西武ライオンズとの日本シリーズの激闘が、30年前だと思うとすごいことだ(歳がバレる・・隠してないけど)。

当時、受験勉強をしながらラジオで試合を聞いていたけども(地上波しかなく、巨人戦以外は中継が入らない時代だ)、選手層が薄く、戦力に劣るスワローズが野村監督の戦略や知力や選手のやりくりの工夫で、巨人などの強いチームに勝っていく姿に興奮したし、何より本拠地である神宮球場のレトロ感がある独特の空気感が堪らなく好きだった。

そして、今もファミリー球団と言われるけども、選手同士が仲が良く、楽しそうに野球をしている姿を見るのが嬉しかった。

そんなこんなで、僕はスワローズを愛している。


さて、話を最初に戻そう。
今日、集まった4人だが、濃い関係ではあるが、そのキッカケは本当に細い線だ。ちなみに僕以外の3人は全員女性である。

一人目は、H先生。
あまりにスワローズに詳しく、神宮球場の年間パスポートの購入はもちろん、地方にも積極的に出向き全試合を生観戦する勢いなので、勝手に僕が先生と呼んでいる。
当然のように、昼間は戸田(スワローズの2軍がある埼玉の河川敷)で2軍の試合を見て、夜は1軍の試合を見に行くなんてことをしている。
H先生とは会社繋がりであるものの、一瞬だけフロアが一緒になっただけだ。
たまたま、ほんの少しだけ会話をする機会がご縁となった。

二人目は、K氏。
K氏はとても柔らかい印象を受ける女性なのだが、スワローズの激レアグッズを身に付けたH先生と電車で隣同士になり、気になって気になって仕方なく、H先生に話しかけてみたというのが、ご縁だ。
僕は、H先生から紹介してもらって今に至る。

3人目は、Tさん
元々はサッカー観戦を主戦場にしていたが、野球とスワローズに興味を持ち始めたところで、共通の友達が、タムさんを僕に紹介してくれた。
最初にスワローズのまったりテイストを気に入って、今やドップリとなった。僕は当然のごとく、H先生やK氏と繋いだw

ということで、何が言いたいかというと、スワローズ好き4人で野球を見て盛り上がってきたし、いつも楽しいけど、その接点はすごく小さなもの(電車で席が隣とか、少し話す時間があったとか)でしかなかったということ。

そして、その小さい一瞬の接点でも、4人を繋いだのは、単純にスワローズが「好き」ということだけだったし、それで十分だったのだということ。

何か一つの「好き」があれば、普通では繋がって行かないような、ほんのちょっとの接点でも、十分に人は繋がれるし、さらにその繋がりから、新たな人との繋がりが生まれていく。

しかも、自分の「好き」が起点になったものは自分に嘘も無理もないのだ。
だから自分も自然体でいられるし、楽しい自分を無理なく表現できる。
そして、同じものを「好き」になる人はどこかに共通するセンスを持っているものだ。
仲が良くなるのも、繋がりが広がっていくのも当然なんじゃないかと思う。

元来、日本では我慢や忍耐が美徳とされているし、それは必要なことだと思う。

でも、もし、あなたが今、少しでも辛いと感じているなら、どこか苦しいと思っているなら。

何かを頑張ったり、我慢して耐えることで状況を変えようとするのではなく、どうか「好き」を大事にして、心が元気になる活動を少しでもする方向に舵を切ってほしいと思う。

忙しすぎて、「好き」なことをする時間がないのなら、少しだけサボって「好き」なことの時間を取り入れよう。

「好き」なことをしばらくしていなくて、何が「好き」か分からなくなった時は、心を静かにして、昔に「好き」だったこと、楽しかったこと、あるいはやってみたかったけどできなかったことを思い出してみよう。
そして、ちょっぴりでもそれをやってみよう。

「好き」を大事にすると、あたながちょっとだけ楽しくなる。
今抱える問題と直接繋がっていないよう見えても、それこそが、いろいろなことを別の角度から「解決」していくことが多くあります。

スワローズが「好き」を30年やってみた経験より。

ではでは、また。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?