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ROOSIKU-ローシク RAWチョコレート3種-
ローシクチョコレートファクトリーは北欧のエストニアのチョコレートメーカーです。動物性の原料を用いないVEGANチョコレートであり、食物の栄養を壊さないとされるRAW(生)のチョコレートを作っている工房とのこと。チョコレートの原材料はオーガニックの素材を基本としているようです。
ふつうチョコレートを製造する際、カカオ豆のローストは高温でおこなわれるわけですが、RAW FOODの場合は42℃以下での調理が原則となっています。といったって、42℃以下でのローストというか、製法というか、具体的にどんなふうに作られているのか、たずねられても私は答えられませんが。
ローチョコレートって、けっこう前からごく一部で作られていて、でもやはり味わいの点で言って、あまりおいしくないという評価が多かったようにおもいます。カカオのもつ栄養素っていうのは身体と精神への両方への作用が高いといわれるので、たくさん摂れればなおいいという需要はもっともですね。
地方住まいではあまりこういった(つまり地方では需要が見込めないような商品ということ)を手軽に手に入れられる環境になく、ローチョコレートの経験値としてはかなり少ないのですが、これは旅先で出合ったのを逃さず買い求めました。3種いっぺんに書いていきますね。
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ハイカカオ 77% キノコのような、土っぽさを感じるアーシィな香り。味わいは焦がし醤油、焼きシイタケ、序盤から独特のエグ味を感じました。他のイメージとしてはクセの強いチーズなど、とにかく個性的といえます。アフターには舌に収斂味を感じます。苦みはそれほど強くはないけれど、なにせエグ味があって好みがわかれそう。
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マイルド 50% ナッツの芳ばしいミルク香。乾いた質感と、軽さを感じます。味わいはココナッツの甘みや、強いキャラメル感。ハイカカオに比べ、ずいぶんと食べやすい。動物性のミルクの代わりに、ナッツミルクを使った植物性ミルクチョコレートです。
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コーヒー 46% 黄色みのあるタブレットを割ると酸味を含んだ油脂香がします。口紅のよう。カカオ46%ということもあって、味わいは甘く、ナッツやココナッツ系統をイメージする甘みです。コーヒーの風味などが強く前にでてくることはなく、というかすごく遠いところにカプチーノ的な風味を感じるといった程度。バニラの香りも感じます。こちらもカシューナッツやココナツをミルクの代替として使用しています。
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ローチョコレートっていうと、口どけもあまり期待できないというか、ざらりとしているイメージだけれど、ここのチョコレートはどれも驚くほどシルキーで滑らかです。溶け方もすごくエマルションでここちがいい。
ちなみにカカオ豆はペルー産のクリオロ種のものを使用しているという情報がありました。パッケージにはカカオの産地は記載がありません。
それから、ヴィーガン、ロー、オーガニックといったこだわりのファクトリーということもあって、パッケージにおいても環境に配慮したものを使用しているそうです。タブレットが透明のフィルムで包まれているのですが、このフィルムは土に還る生分解性とのこと。この、土に還るフィルムってたまに見かけますけど、無意識にプラごみとかに入れちゃいそうです。ちなみに燃やしても有害物質がでないそうですが。
ローフードっていうと、やはり究極(?)は生の果物、野菜ですよね。そういうのってただ洗ったり切ったり、それかちょっとした味付けで口に放り込んでもおいしいから、手間もかからずいいとおもいます(ずぼら)。
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