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初詣に

 正月初詣に三社詣とよくいわれますね。だからというのでもなく、年が明けてからお詣りした神社は三か所です。

 近所にある住吉神社は子どものころからなじみ深い。そのころ両親の店があったのもこの町で、参道の脇にある公園でもよく遊びました。
 その公園のはす向かいにある中華料理店でお昼をごちそうになったあと、お詣りをしました。
 むかしはここでもくんちをやっていて、通っていた保育園も参加していた記憶があるけれど、いつごろからか商店街と神社の折り合いがわるくなって、くんちをしなくなってしまいました。(いまは商店街だけでくんちをやっているのかな)

 住吉くんちに行った翌日、雲仙にある木花開耶姫神社に行きました。おととしから話題に出ていた場所をようやっと訪問できたのです。

 コノハナサクヤヒメと言えば、どうも姉のイワナガヒメのことを思わずにはいられません。求婚をうけた大山津見神が、ニニギノミコトのもとに姉のイワナガヒメと妹のコノハナサクヤヒメの姉妹を嫁に出したところ、ニニギノミコトは器量よしのコノハナサクヤヒメだけを嫁にとり、イワナガヒメを送り返してきた、というあれです。
 気の毒なイワナガヒメをお祀りしている、雲仙瑞穂にある岩戸神社に何年か前に行き、写真を撮ったはずなんだけれども見つかりませんでした。

 それから日を空けて、久留米の高良こうら大社を訪ねました。筑後国一宮であるこの神社の名は知ってはいたものの、お詣りするのははじめてでした。松の内をだいぶ過ぎていたけれど、人出はなかなかのものでした。
 境内で猿回しをやっていたのが印象深かったです(あまり見かけないという意味で)。

 高良大社にお祀りされている高良玉垂命の正体については不明なところが多いそうです。武内宿禰とする説が主流だった時代もあるそうですが、そのほかにも多くの説があり、また地方神で史料が少ないことから特定はされていない模様。
 ご本殿はとても立派で、威光にみちみちていました。うしろには奥院があり、その上に高良山があります。高良山のほうに上ってきました(車で)。神宮寺だった高隆寺は廃寺になっているそうです。

 境内からは筑後一帯を見渡すことができ、晴天だったこの日の眺めはなかなかのものでした。
 なにかというと視線があちこちにぶつかる長崎という地に住んでいる私は、平らな景色を見るとおもわず感動してしまいます(宮崎市内とかも)。

 昨年はおおきな神社をお詣りしなかったし、初詣としてささやかな町の神社とか、行ってみたかった神社に詣でることができたので、写真は少ないけれど記念として書いてみました。

 うらぶれた神社とかにも、これから行けたらいいなあ。

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今日の「おまけ」:年末に行った山の神神社。タブノキが御神木です。

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