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どうということのない五島案内…でもないか

 えっと前回書いたように下五島にいってきたわけですが、今日はわりとどうでもいいようなことをだらだらと書いてみたいとおもいます。

 今回は、ちょっとした打合せと、ちょっとした御用伺いみたいな感じで、福江島に1泊して奈留島なるしま久賀島ひさかじまという、ふたつの2次離島を訪ねるような日程でした。ぜんぶ定期船を利用したし、それぞれの島でそれぞれの用事があったので、時間や行動範囲というのはそれなりに限られてきます。

 到着した足ですぐに2時間程度の打合せを済ませ、奈留島行きの定期船まで1時間ちょっと空きました。が、昼食なんかをしっかりとってしまうと、なんとなく身体がおもたくなってしまうたちなので、コーヒーでも飲みながら休憩することにしました。これは、コーヒーフロートです。福江港ターミナル2階の、うどんとかカレーライスとか出すような食事処のものなので何の期待もしていなかったんだけど、脚付きのグラスとカメラのおかげでちょっといい感じに見えなくもない。こんな感じでメールチェックなどしつつ、のんびり船の時間まで過ごしました。

コーヒーフロート

 奈留島では、新しくできたガイダンスセンターへの訪問が第一目的でした。でも小さな施設なので、30分も要しなかった。ほんとうはここでは会いたい人がいたのですが、事前にうまく連絡がとれず、手みやげを預けるのみとなってしまいました。残念。
 ここは地元信者の方が所有していた「おらしょ」や信仰具などいくつかの資料が展示されているような施設です。観光案内みたいなこともしてくれます。ここをあとにして、前回書いた教会を訪ねるなどしました。

奈留の港

 奈留島から夕方の便で福江に戻りました。五島名物の鬼鯖鮨おにさばずしを取り置きしておいたので、受け取って宿に向かいます。タクシーに乗って宿の名まえを告げると、「ああ、そこは前はうどんを食わせよったとですよ」と運転手氏が言いました。そんなことを聞くとうどんが食べたくなります。むう。さらに宿のそばにある運転手氏推薦の寿司屋も紹介されたりしましたが、お礼だけ言っておきました。私には鬼鯖鮨があるのです。まあ、その寿司屋のおもてには(観光のお客様はおことわりします)と貼り紙があったし、たとえ入れたとしても店で食べるのがおっくうな気分というのはあるものです。早朝からずっと動いていたし、ひとり宿でゆっくり湯船に浸かり、鬼鯖鮨を食べて、気を失うように深く眠りました(五島の夜はとても静かでいい)。

 翌朝、チェックアウトをしたらまた港に行って、こんどは久賀島行きの定期船に乗り込みます。ここでも3か所くらいばたばたと仕事の用を済ませ、お昼過ぎの定期船で戻らなくてはいけませんでした。うーん、慌ただしいなあ。もう少しゆっくりまわりたいなあ。

久賀島のイタチ

 福江に戻ってから帰りの船まではさらに3時間ほど空くため、レンタカーを手配しておいて、業務上関係のある場所に行くことにしました。以前も訪れたことがあったんですが、記憶がかなりあいまいだったし、きちんと見ておきたい気もちがありました。堂崎どうざき教会といって、現在は教会としての役割は終えていて、中は資料館となっています。久しぶりだったのと、以前と興味を持つところが変わっていたため、思いのほかゆっくり過ごしてしまいました。もう少し色々まわれるかなとおもっていたのですが、ボスからおつかいを頼まれていたのもあって、もう1か所ぐるっとまわるだけにして中心部に戻りました。

 レンタカーの返却手続きや、ちょっとしたおみやげを買うなどして港で船を待ちます。平日だったけれど、帰りの高速船はそこそこの混み具合でした。耳にイヤホンをつっこんで、音楽をかけて本を広げて、ときどき気を失いながら(つまりうとうとしながら)、なじみの場所に帰っていきます。

おつかい(あおさです)

 帰宅してしばらくしたら、雨になりました。朝、目が覚めるとざざ降りです。恵まれた五島訪問だったといっていいとおもいます。


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