MAROU-マルゥ ベンチェ 78%-
ベトナム産のカカオ豆を使用したビーントゥバーチョコレートメーカーのMAROUのミニタブレットからベンチェ78%の記録です。開封したのは昨年12月・・・。
購入したのは、福岡のあるところにお供したときに、その場所の近くにあったカフェにMAROUの文字が見えてふらふらとチョコレートだけ手に取ったんでした。ぐうぜんというか、先週末はこのときお供した先の方の演奏を、聴きました。
ライブは古い漬物屋の蔵というかそんなところが会場で、JAZZのカルテットでした。
蔵の天井にはツバメが巣をつくっていて、人であふれた建物をさえずりながら飛び回っていたのが、演奏がはじまってしばらくするとすうすう寝てる(ように見えた)のがかわいらしかった。
ふくらみ気味の三日月がきれいな夜でした。
MAROUのチョコレートのつくり手は、ベトナムを旅していて出会ったヴィンセントとサミュエルという名のふたり組です。彼らは共にフランス人で、ベトナムで訪れたカカオ農園で目にしたカカオの品質に惚れ込んで、このブランドを立ち上げたのだそう。
ここのタブレットは産地名がつけられているから、今回のはベトナムのベンチェ省で栽培されたカカオ豆78%ということになります。
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ベンチェ 78%
薄いタブレットをぱきんと割ると、ワイルドな海の香りがしました。獲れたての貝、潮のにおい。
味わいは、はじめナチュラルなカカオの風味を感じ、次第に酸味がじんわり舌の奥に沁みてきます。カカオニブの軋みのある酸味のあとには、渋みが出る。
苦みもしっかりとしていて、そのうちにベリーの風味をとらえ、そのあとにはグレープフルーツの味わいを感じました。
やや水分を感じる、するっとしたなめらかなくちどけ。
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メーカーのテイスティングノートにはドライココナッツやグリーンバナナの風味と書いてあるけれど、それを感じなかったのは賞味期限を過ぎたエイジングのせいかもしれません。
コーヒーと合わせてみると、渋みが消えて甘味が出てきました。
最近チョコレート買い足してないけれど、まだ保管庫にもいくつかひそんでいます。がんばって(?)撮って、食べて、書いていきます。
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