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宮崎マンゴーのきゅんとするおいしさ

 旅のおもたせに、マンゴーを貰いました。
 私は果物がだいすきで、あちこちでそう言っているとこんなふうに優しくしてもらうことがあります。うれしい。

 若い頃は果物にそう興味はありませんでした。私の若い頃なんて今思うとほんとうに愚かなものです。
 その愚かさを悔やむほど、果物っておいしい。暑さに弱い私には、この盛夏というのはほんとうにほんとうに辛いけれど、果物がめきめきおいしくなる大事な季節だとおもうと、少しがんばれます。

 マンゴーは、自分で買う場合外国産です。行きつけの果物屋さんで、お買い得だったり、おすすめされたものを買うくらいです。
 戴きもののマンゴーは、上等品でも沖縄産です。言っておきますけれど外国産でも沖縄産でも、マンゴーはおいしいです。

 ところが、この宮崎のマンゴーというのはそのどれよりも際立っておいしい。完熟の実に鼻をよせると、ぎゅうっと甘い香りがします。ナイフをいれると、果汁があふれます。果肉を口に入れると… 舌にとろける、甘くてエキゾチックなおいしさです。はあ(ため息)。

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 しあわせの味とはこのことです。こんなにおいしい果物を、あれこれ加工したものはあまり好きではありません。何と言っても「そのまま味」が好きなんです。これは果物に限りません。

 私は、ポテトサラダが作れません。
 手順として、ジャガイモを茹でて、ほこほこに茹で上がったジャガイモを見ると、どうしてもその状態で食べたくなるのです。おいしいオイルと塩をかけて食べたくなるのです。たいていその欲求に従います。

 ポテトサラダが作りたい(食べたい)のに、茹で上がったジャガイモを見て、そのジャガイモの味を想像すると唾をごっくんしてもうポテトサラダのことは忘れてしまいます。ポテトサラダ、しばらく食べてないな…。

 果物丸ごとのケーキなんかがありますね。桃を贅沢に使ったケーキは見栄えもあって人気みたいです。でも私はそういうのは好みません。そんなおいしい桃、そのまま食べた方がおいしい(好き)に決まっています。
 中途半端なナパージュみたいなの、桃のおいしさを邪魔しています。

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 この間行きつけの青果店で『ワッサー』という果物を勧められました。上の写真がその『ワッサー』です。基本的に果物は果物屋さんで買いますので、あまりその店では手を出さないのですが、初めてのものに興味を惹かれて買うことにしました。
 桃とネクタリンの交配種、偶然できた果物なんだそうです。
 食べてみると、うん、桃とネクタリンが混じり合った味です。食感は好みですが、私は桃を選びます。

 梨もおいしくなってきました。そろそろぶどうもいいですね。私がよくお世話になっている外海地区ではぶどうの栽培がさかんです。近くに行くことがあれば、道の駅に立ち寄ってみてください。りっぱなぶどうが、お求めやすい価格で並んでいます。

 今日は宮崎マンゴーの感動の味について書くつもりが、いつものようにあっちこっちと迷走してしまいました。

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ごちそうさまでした!

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