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岩永梅寿軒のお菓子

 長崎市諏訪町に岩永梅寿軒というお菓子屋さんがあります。創業は天保元年(1830年)と古いです。何度か移転をし、1902年に現在の諏訪町(中通り商店街)に建てられた店舗だそうです。「もしほ草」というお菓子が有名です。

 このお店のカステラが、気になっていました。昨年、カステラが好きな友人が来崎する集まりにいいとおもって、開店から並んで購入しました。わたし自身もはじめてのカステラです。わくわくしますね。

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 ふんわり、もっちり。同じく老舗の福砂屋のそれと比べると、歯切れがすかっとしていて軽い印象。だからといって、物足りなくはありません。おいしい…。友人たちも「おいしい~!」と喜んでくれました。あ、福砂屋のカステラは、こちらも慣れ親しんだもので、やはりにっこりうれしくなるお菓子です。あしからず。

 しばらくして、贈り物のため店舗を訪れました。ショーケースの中に「寒菊」を見つけました。ときどき覗いていたのだけど、出会わなかったお菓子。

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 寛永年間(1624~1643年)、明国通商貿易の折りに渡来したものとされ、寒餅を焼いて生姜を入れた液状の砂糖を、数回りんかけし、乾燥させた、甘く香ばしい、生姜風味のある上品な干菓子です。(公式HPより)

 わあい! 食べてみたかった。贈り物にも入れ、自分用にも購入しました。中の寒餅は、深い栗色です。砂糖がけがほんのり生姜の風味で、かりんとうよりも軽い口あたり。まさに「上品な干菓子」です。

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 こちらは「千代香」です。コーヒーとあんこの組合せが好きなのです。しっとりもちっとしたカステラ生地に、こしあんがくるまれています。甘すぎなくて好ましい。一緒に「舶来焼」を買い求めました。ピーナッツあんのお菓子で、こちらはけっこう甘いです。ピーナッツの風味がしっかり! ピーナッツのつぶつぶ食感もいい感じ。

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 お店の外観がとても好き。古くて、しっかりしていて、歴史を感じます。お店の方の対応もすばらしいですよ。さすが、老舗だなあというお店です。長崎の誇りですね。



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