「焦りは禁物」という話
人と人の間に立って両者のよりハッピーをつくりたい。
そんなこんなで、現在カフェ店員として生産者と消費者の間に立っています。カフェでは、減農薬の野菜を店頭で直売し、その野菜を使ったランチプレートを提供しています。
先日、いつも二人で回しているお昼のピークタイムを一人で回してみました。
案の定、重なった来店にどうしても焦ってしまい、周りにも焦りが伝わりてんやわんやな雰囲気に。
振り返れば、別に忙しくもなかったはずの時間。
いつも求められているのは、野菜それぞれを丁寧に説明し直売につなげること、そしてリピーターを増やすこと。
しかし焦りが故に下がってしまったクオリティ。
自分がやりたいことからも求められていることからも程遠い中途半端なことをしてしまったと。
「お客様を待たせるのは嫌」という思いが先走った結果、と思ったけれど自分のためだったような気がして。
人の時間をもらったからにはそれだけの価値を提供しないといけない。
時間をとってもらっているのが申し訳ない→すぐ終わらせようとする→クオリティが下がる というマイナスの循環が常でした。
例えば数人でのフリートークもそう。面白いことを言えないからすぐ終わらそうとしてしまう。
けれどそうではなくて、時間をもらったからにはそれだけのものを提供するしかないんですね。
待たせられたというマイナスを超えるような価値を提供すること、待たされていると思われないような空気感をつくることができるようになりたいと思いました。
そして、そのためには準備が必要なのだと実感しました、という話です。
「焦りは禁物」という言葉、本来は「焦らないくらいしっかりと準備が整った状態」という意味だと、初めて知りました。
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