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年収を上げる転職は最善なのか?

こんにちは、クロモジ(@96kuromoji)です。

私はこれまでに3回転職をしたことがあります。
全て年収アップの転職で、最初の会社と今の会社で比べると、300万円ほど年収が上がりました。
管理職としてマネジメントも経験し、「転職成功」と言われることも多いです。

確かに金銭面では自由度が増しましたが、その分大変だったこともあり、年収アップだけを目的にしてはいけないな、とも感じました。

この記事では、年収アップの転職を3回経験した私が感じた、年収アップ転職の大変さについて書きます。


期待に応え続けることに耐えられるか

業界や職種によって平均年収も異なりますが、
特に、同じ業界・職種で転職をする場合、
年収が上がるということは、それだけ期待値も上がるということです。

ただでさえ「お手並み拝見」と思われがちな転職で、
これまでの期待以上に活躍するということは、とても大変です。

幸い、過去3回の転職では
「期待以上に活躍してくれて嬉しい」
と評価いただきましたが、
新しい環境が苦手な私は、
入社してから最初の評価までずっと緊張が抜けず、
頭痛や吐き気を感じることも多かったです。

もちろん、転職直後は1年ほど年収が上がらないことも多いので、
年収を大幅に下げての転職は避けた方が良いですが、
年収アップする場合は、最初の1ヶ月で何を行うか、
しっかりとシミュレーションして、
プレッシャーに耐えられるか、成果を出せそうかを
見極めるのがおすすめです。

入社歴が短い人がマネジメントをする難しさ

3回のうち1回は、管理職としての採用でした。
顔も名前を知らない人がいきなりマネジメントをするのは
元からいるメンバーにとって、あまり歓迎されることではありません。

特に、キャリアアップを目指しているメンバーがいる場合、
新しいメンバーにポジションを1つ奪われる状態になるので、
良い関係を築くことが難しくなります。

私の場合は、
入社前から会社に足を運んだり、
入社後には1on1などを行ったり、
転職したばかりだからと甘えずに仕事を引き受けたり、
メンバーとして入社する時よりも
かなり細かなところにも気を配ることで、良い関係を築けました。

ただ、何かあった場合の社内のネットワークが弱いので、
部署に迷惑をかけているのではと不安になったり、
相談先があまりなく孤独さを感じることもあります。
管理職として目標達成が求められるので、
プレッシャーもとても大きいです。

管理職として年収アップの転職をする場合は、
メンバー以上に覚悟を持っておく必要があると感じました。

額面の年収だけを見ない

会社によって福利厚生は様々ですし、
加入している健康保険によって、手取り金額も異なります。

私も額面では300万円以上の年収アップになりましたが、
今の会社には退職金制度や社宅制度がなく、
また、健康保険組合が変わったことで、
年収が同じだったとしても、手取りの金額も変わりました。
1日の労働時間も異なるので、
思ったよりは年収アップした感がないかもしれません。

転職を検討している時は、年収ばかりを目にしますが、
細かな条件も含めて、本当に転職した方が良いのか、
冷静な頭で考えた方が良いかもしれないですね。

いくつか想定外もありましたが、
年収がアップしたことは嬉しく、
また、転職したことにより、良い経験が積めました。

過去に戻ってやり直すことができたとしても、
おそらく同じタイミングで、
同じ会社に転職するんじゃないかなと思います。

考えて行動したことは、たとえ失敗しても良い経験。
これからも、キャリアのこと、家庭のことを
よく考えて、決断していきたいと思います。

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