昭和のかけらを探して
大分県の豊後高田市には昭和の町という愛称で、昭和30年代の商店街を残存、復元している地域があります。
昭和感を残す町並みが観光資源として注目され、町おこしの一貫として平成に入って整備が始まりました。
今回は昭和を知らない平成生まれの私が街に散らばった「昭和」を探してみました。
このボンネットバスはほぼ廃車状態だったものを福山自動車時計博物館の手によってレストアしたものです。
現在製造されていない部品も数多くあり、職人の手で丹精込めて製作されています。窓枠ゴムは特注で、アポロ製ウインカーは入手に苦労したとか。
昭和の町は豊後高田市の中心地です。付近には有料駐車場が設けられているため、車でのアクセスは便利です。
公共交通機関ではバスでのアクセスとなります。最寄りのJR宇佐駅から路線バスが出ています。昭和の町の目の前にバスターミナルがあるので、バスを降りたらすぐ散策できます。
輝かしい21世紀に憧れを抱いていた昭和時代。その21世紀になって四半世紀が迫ろうとしている現代でも、昭和時代と変わらないものも多くあると思いました。
令和の世の中になった今、古いものをあえて古いまま活かすという選択肢にも、未来へのヒントが隠れているのかもしれません。
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