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【〈ギャンブル中毒〉映画(洋画)】7本の独断ランキング

「ギャンブル中毒×ノワール」の洋画だと、『ハードエイト』(1996/米)と
賭博師ボブ』(1956/仏)が個人的には◯秀作と思う。変則的なノワール
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◯『ジャックポット』(1974/米) 〈劇場未公開〉 ※R・アルトマン監督
◯『熱い賭け』(1974/米) ※ジェームズ・トバック脚本
△『テキサスの五人の仲間』(1966/米) ※「西部劇」×「ギャンブル中毒」
△『ラウンダーズ』(1998/米) ※マット・デイモン主演
?『リバー・ランズ・スルー・イット』(1992/米) ※良かった記憶はある
▼『ザ・ウィナー』(1996/米+豪) ■未DVD化■ ※A・コックス監督
▼『大狂乱』(1982/米) ■未DVD化■ 〈劇場未公開〉
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ポール・オースター原作の『ミュージック・オブ・チャンス』(1993/米)も
「ギャンブル中毒」関連映画か。私的には「哲学的で思わせぶりな凡作」。

■未DVD化■。未読の同名原作小説の邦題は『偶然の音楽』
https://k-plus.biz/archives/31435


〈ギャンブル中毒〉映画・7本の関連リンク集




◆『ジャックポット』(1974/米) 〈劇場未公開〉


オフビート
ギャンブル・バディムービー?で、陽気な〈アメリカ版『ウィズネイルと僕』(1987/英)〉。しかし二人とも「ウィズネイル=ダメ人間」の方。主役のエリオット・グールドとジョージ・シーガルは観てる映画の中では最高の演技。序盤はかったるいが、後半カジノへ行ってからが面白い。

ある意味『大狂乱』(1982/米)に似ていて、ストーリーは「あってない(在るけど無い)」ようなものです。合わない人は退屈極まりないと想像しますが、
私は幸運にも「合う方」だったので楽しめました。同じアルトマン監督の映画でも、『ナッシュビル』(75)は私にはつまらない「写生映画」の▼凡作。



堤 夏彦の『ジャックポット』評。『70年代アメリカン・シネマ103』より。

《_このところ、たて続けに不発作品を作っているロバート・アルトマンのめずらしいエンターテインメントもの秀作が『カリフォルニア・スプリット』California Spritである。同じ系統の作品は二つと作らないという男だから、その意味でも日本で陽の目を見せなければならない。“カリフォルニア・スプリット”というのは、いざとなれば銃をぶっ放してカタをつけた時代からのギャンブル用スラングで、特に“カットスロート・ハイ=ロウ・ポーカー”(ハイが勝者になるか、またはロウを勝者にするかをゲーム開始直前にディーラーが決めてスリルが倍増する)に使われたという。アルトマンの演出はギャンブラーだった父親に教えられた勝負の哲学とでもいうべき勝者の虚無、敗者の至福をアイロニカルに展開してするどい。演ずるのは売れない雑誌の編集長(ジョージ・シーガル)とやくざな三流ギャンブラー(エリオット・グールド)のコンビ。舞台はリノ。これに二人の女(アン・プレンティスとグウェン・ウエルズ)がからんで、哀れにも可笑しなドラマが展開していく。次の年の『ナッシュビル』、出世作の『M★A★S★H』と並ぶアルトマンの傑作である。「実に魅惑的だ。その鮮烈さは他に比すべき作品がない」(ニューヨーク・タイムズ/ヴィンセントキャンビー)》


海外の評価


DVDのジャケット写真

https://www.buyuru.com/item_750626_2.html



◆『熱い賭け』(1974/米) ※カレル・ライス監督


脚本は現在性的暴行などで訴えられているジェームズ・トバック(1944-)。



オリジナル予告篇


海外の評価


VHSビデオのジャケット写真

https://www.amazon.co.jp/dp/B00005GTOB



◆『テキサスの五人の仲間』(1966/米) ※ネタバレ厳禁!


「軽い」佳作か、「意外な」秀作か。観終わると邦題の意味がよくわかる。
興味がある人は、他人の映画評を読む前に、まず観るのがいいと思います。
荒木飛呂彦氏のデビュー作『武装ポーカー』(1980年)も西部劇×ギャンブル。



海外の評価


VHSビデオのジャケット写真

https://k-plus.biz/archives/4993


一番最初に出た?DVDのジャケット写真

https://www.amazon.co.jp/dp/B01J9EG6AA/



◆『ラウンダーズ』(1998/米) ※マット・デイモン主演


予備知識無く偶然にテレビ放送で観ました。なかなか良かったと思います。



オリジナル予告篇


海外の評価


VHSビデオのジャケット写真

https://www.buyuru.com/item_920852_2.html



◆『リバー・ランズ・スルー・イット』(1992/米)


昔に深夜放送のテレビで観た記憶はあるが忘却の彼方。「雰囲気◯秀作」?



オリジナル予告篇

日本版予告篇


海外の評価


VHSビデオのジャケット写真

https://www.buyuru.com/item_922603_2.html



◆『ザ・ウィナー』(1996/米+豪) ■未DVD化■


内容は大方忘れてますが、ギャンブルで連戦連勝の「神がかった」ようにツキまくってる若い男が主人公だったと思います。飽きずに最後まで観れた。



ビデオに収録の予告篇


海外の評価


VHSビデオのジャケット写真

https://www.buyuru.com/item_749524_1.html



◆『大狂乱』(1982/米) ■未DVD化■ 〈劇場未公開〉


本作は『ジャックポット』(1974/米)みたいに「基本的にダラダラ」した行き当たりバッタリ感の強い映画です。ギャンブルする場面あったか? 良く言えば軽妙な、悪く言えばしょーもない人間ドラマ。主役のジョン・ヴォイトがラストで「小さい時に離婚して父親の顔を知らない娘」と出会う場面があり、それが当時6歳?だった↓アンジェリーナ・ジョリー映画デビュー



予告篇


海外の評価


VHSビデオのジャケット写真

個人的な「好き嫌い」で言えば「嫌いになれない」が、面白いとは言えないhttps://www.buyuru.com/item_1132377_1.html


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