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フィリピンのコワーキング事情

「ランサーズ」が実施した「フリーランス実態調査2021」によると、2021年1~2月時点の日本国内のフリーランス人口は、1670万人になったそうです。広義のフリーランス人口という意味でいえば、全労働人口の2割を超える約24%に達しているとみられます。コロナ禍でフリーランス市場が大きく拡大したとみられています。今後もますます増えそうですよね。

では、私が住んでいるフィリピンはどうなのでしょうか。
実際に現在私はフリーランスとしてフィリピンの首都マニラで働いているのですが、家の近くのコワーキングスペースを調べてみると結構ある!ということで、フィリピンのコワーキング事情について調べてみました。

フィリピンのフリーランスの人口は?

ECONOMY.PKの記事によると、2021年フリーランス人口の伸び率が最も高い国TOP10は、

1位 アメリカ 78%
2位 イギリス 59%
3位 ブラジル 48%
4位 パキスタン 47%
5位 ウクライナ 36%
6位 フィリピン 35%
7位 インド 29%
8位 バングラデシュ 27%
9位 ロシア 20%
10位 サルビア 19%

なんと、フィリピンは6位!アジアでは1位という結果でした。

理由としては、ITを専門分野とする人口が増え、雇用先がないという飽和状況に陥っていることにより独立する人が増えたことがいえるようです。また、都市部の交通量の多さから通勤を避けるためにフリーランスを選択する人もいるとのことです。

フィリピンの公用語が英語であるということも大きく影響しているでしょう。英語を話すフリーランサーを必要とする世界の企業にとって英語スキルの高いフィリピン人材は大きな魅力です。

フィリピンの英語人口

フィリピンのフリーランス人口増加を後押しするひとつの理由である英語スキルですが、人口の95%が英語を話すようです。これはひとつの国の英語話者の人口比率で見たときに、世界で3番目に大きい割合とのことでした。

マニラに住んでいて、英語が通じなくて困るという場面はほとんどないです。ただ、やはり第一言語はタガログ語なのでフィリピンで育った人同士の会話はタガログ語をよく聞きます。しかし、特に若い人では英語で育った人が多く、また学校でも英語を学ぶので、日常生活や仕事で不自由なく英語でコミュニケーションとれる人がほとんどだと感じます。

フィリピンの働く女性

実際に私がフィリピンに住んで、働いてみて感じたのは、働いている女性が多い気がする!ということ。日本にいた時に男性の多い職場だったのでよりそう感じるのかと思いきや、調べてみるとその感覚は間違っていませんでした。

あるデータによると、フィリピンの女性管理職の割合は、なんと約50%!ちなみに日本は約15%なので、3倍以上です。
働いている女性が多いのも納得ですね。

私は1歳の娘がいるのですが、フィリピンに来て一番最初に感じたことは「なんて子どもフレンドリーなんだ!」ということです。
スーパーやカフェに行くと、スタッフの方が子供を全力であやしてくれるのです。カフェのメニューをゆっくり選んだりレジで支払いをしている時など、子供の名前を聞いたりいないいないばぁをしてくれていたりします。道を歩いているだけで警備の人が声をかけてくれることは珍しくありません。また、ヤヤ(メイド)さんを雇う家庭が多く、家族だけで、あるいは母親1人で子育てをするという感覚がないのも、女性の社会進出に大いに影響しているのではないでしょうか。

マカティのAcceler8.phを利用してみて

お試しとして短日で利用したところ、居心地が良すぎて月契約したコワーキングスペースです。

私が利用しているプランは「Coworking Gold Plan」で、オープンスペースのみ利用可能ですが、月5時間ミーティングルームも使用できます。
会社単位で契約しているところは個別のオフィスのようなところを契約しているところがあったり、備え付けのデスクトップを利用している人もいます。

ちなみにコーヒーや水はフリーで、小さなキッチンスペースには冷蔵庫やレンジもあるので、お昼もお弁当持参して休憩しています。日本での会社員時代を思い出して、少し懐かしくなったりもしています。

全体的におしゃれな雰囲気
ミーティングルーム
ドリンクコーナーも!
いつも使っているオープンスペース

オフィスとして利用している会社がいくつか入っていることもあり、どちらかというと賑やかな雰囲気。他の人との会話からビジネスの発展もあり得るかも、な環境です。

Acceler8 Legazpi
UB 111 Paseo de Roxas, Legazpi Village, Makati City, Metro Manila

気になるコワーキングスペース inマニラ

個人的に気になっているコワーキングスペース。

Bitspace Makati

マカティとバタンガスの2カ所あります。

6th floor of the PDCP Bank Centre, Leviste corner Rufino Street, Makati City, Metro Manila, Philippines

CoSY a coworking space

家具やインテリアもこだわってるみたいで、とってもおしゃれ!

まとめ

日本でフリーランスとして働いたことがないので一概には比較できませんが、フィリピンは英語も通じるしコワーキングスペースも充実、カフェで仕事している人も平日は本当に多く見かけます。日本と違い、カフェに行列ができていないのが本当にストレスフリーで大好きなポイント。そういったことを考えると、ノマドワーカーにとっては魅力的な土地なのではないでしょうか?


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