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2024年8月。今日は台風が接近する八丈島。

7月の高校野球の予選を猛打大量得点で2回勝利を収めた八丈高校硬式野球部。
「今年の夏の東東京大会の台風の目は八丈だ!」
そんな書き込みコメントもどこかで見た。
大会も終わり、今、本物の台風が八丈島に直撃している。

お盆で帰省してきた親戚もいるであろう中、今日は飛行機も船も欠航で脱出不能。温泉も郵便局も閉まっています。八丈島民は家で静かに甲子園をみる。こんな過ごし方をしている八丈島から、
「八丈島の高校生が甲子園にいく」ルートについて説明しようと思います。
高校野球に関わりがない人は大会のシステムなど身近でないこともあるかと思うので、この機会に説明しましょう!

八丈島の最高の球場!練習環境は甲子園クラス



・甲子園について


ドカベンやあだち充の野球漫画を読んでいる人は熟知していると思うが、
夏の甲子園と春の選抜甲子園の2つの甲子園大会が現在の日本には存在する。

今テレビでやっている夏の甲子園は八丈島も挑んだ東京都の予選で優勝した高校が出場できます。今年は2勝して神宮球場まで辿り着きましたが、(東京都ベスト64)その後さらに連勝していき優勝すると東京都の代表として甲子園に進めます。そうして集まった高校が今テレビの中で試合をしているのです。

ドカベン大好き

3月にある春のセンバツ甲子園は来月の9月から始まる秋の大会の成績で選ばれます。ただ、これは秋の大会で優勝した高校が春の甲子園に行けるわけではなく、成績によって出場校が選ばれるため「選抜」甲子園と呼ばれています。その中にさらに「21世紀枠」という特別枠があり、少数部員、環境のハンディ、地域への好影響などがあり秋の予選ベスト32以上を満たすのが条件です。

21世紀枠とは、2001年すなわち21世紀に入り新たに設けられた出場枠です。選抜されるための条件は以下の通りです。
(1) 秋季都道府県大会のベスト16以上(加盟校が129校以上の都道府県はベスト32以上)が対象。
(2) 以下の推薦例のいずれかに当てはまる学校。
少数部員、施設面のハンディ、自然災害など困難な環境を克服した。
学業と部活動の両立をしている。
近年の試合成績が良好ながら、強豪校に惜敗するなどして甲子園出場機会に恵まれていない。
創意工夫した練習で成果を上げている。
校内、地域での活動が他の生徒や他校、地域に好影響を与えている。

上記に該当する高校はいくつもあるので、21世紀枠候補校から、選考委員会で選抜されます。また、21世紀枠を活用して春夏通じて、初めての甲子園出場を果たすケースも頻繁にあります。

つまり、
八丈島は人口減少からのギリギリの人数の部員数。
東京都で唯一、離島という簡単に練習試合もできない物理的、自然環境的なハンディを背負っている
この環境で9月の秋の大会で条件を満たすベスト32以上に勝ち進めば、

もしかしたら八丈島および伊豆諸島史上初の甲子園出場を歴史に刻むことができるかもしれない。
そんなロマンを夢見る高校生が八丈島で爆発的成長を遂げるように
島民全体プラス八丈を応援してくれる全国の人が支えてくれると嬉しいです。

台風のエネルギーを吸収して、次の大会も八丈が台風の目になり遥か上まで猛進していけるように。台風が通り過ぎたら一歩づつ積み重ねていきます。

終わり

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