エイトブランディングデザイン
デビューから2年、現在売り出し中の新人マンガ家つのだふむ。大ヒット作品の編集を数多く手掛けるコルク代表の佐渡島によって送り込まれたのは、ブランディングデザインの現場。そこで巻き起こるブランディングの様々なリアルを体験することに。はたして、彼は人気マンガ家になれるのか?つのだふむによる熱血ブランディング・ドキュメンタリー『ブランディングマン』連載開始!
第一線で活躍しているクリエイターをゲストに迎え、各専門分野の仕事をレクチャーしたトークイベントを公開!グラフィックデザイン、プロダクトデザイン、建築、音楽にとどまらず、デザインを経営資源に生かす視点を持った経営者など、多種多様な業界のプロフェッショナルのお話から、幅広いクリエイティブの知識をお届けします。
デザイナーの職域が広がっています。エイトブランディングデザインでは、お客様のブランディングデザインに取り組む際、デザイナーがリサーチやプランニング、コピーライティングなど幅広い分野のデザインを手掛けます。お客様に寄り添うクライアントワークに加え、全員でエイトブランディングデザインを運営する、そんな意識を持ち働くスタッフの様々な活動をお伝えしていきます。
長い年月をかけ、多くの人の思いが結集して生まれる、ブランド。 ブランドの顔とも言えるロゴやお店、WEBサイトなどは広く認知されますが、ブランドが生み出されるプロセスや考え方については意外なほど知られていません。 今、成長を続けるあのブランドがブランディングに取り組むようになったきっかけや、プロジェクト過程で経営者とブランディングデザインチームが何を考え、どう動き、ブランドをかたちづくっていったのか。デザインを経営に生かす秘訣とは。 ブランドごとに異なるそれぞれのストーリーを経営者たちと振り返り、ブランディングのこれからを考えます。
ブランディングデザイナー西澤明洋のひとりごと。ブランディングデザイン、デザイン経営、企業経営など、日頃感じたことを綴ります。
マンガ:つのだふむ 解説:西澤明洋 ふむ君が本当に描きたかったもの 実はふむ君、僕と出会う前にブランディングとまではいかないですが、すでに自分のキャッチコピーを考えていました。 それは「出会いをすべてマンガにする」という言葉。 ふむ君のこれまで描いてきたマンガには、常に身近な人の面影がにじみ出ています。佐渡島さん曰く、良いマンガとはストーリーも大事だけど「人を描けている」かが重要だそう。人の感情の動きこそが読者を魅了するのだそうです。 ふむ君が描きたいと言っていた「
マンガ:つのだふむ 解説:西澤明洋 あなたのやりたいことは真実か? ふむ君やみなさんのブランディングを考えるとき、当たり前ですが、まず「何をやりたいか」から考えていきます。 でも多くのブランディングの現場を経験してきた立場から申し上げると、あなたがパッと頭の中に思い描く「やりたいこと」は市場や業界バイアスに侵されています。ふむ君も然り。 どういうことかというと、やはり人間はまだ見ぬものを想像することは結構難しいもので、あなたが今やりたいと思っていることは、実はもうすでに
マンガ:つのだふむ 解説:西澤明洋 マンガ業界とコルク いよいよ、ふむ君とコルクの編集チームのワークショップが始まりました。これからふむ君のブランディングをみんなで考えていきますが、ふむ君はフリーのマンガ家ではありません。コルク所属のマンガ家です。 実はこのような働き方はマンガ家としては珍しいので、まずはみなさんにマンガ業界とコルクの解説をしておきます。 日本のマンガ業界はマンガ家、読者、出版社の3つから成り立ちます。 マンガを描くのはマンガ家、それを読むのは読者ですが
執筆・編集 山村光春(BOOKLUCK) 撮影 松村 隆史 エイトブランディングデザインに興味がある、ブランディングデザイナーになりたいというあなた!だけど、気になるのは、入ってからのあれこれ。どんな仕事をふられる?評価制度は?そもそもどんな人を採用してる?知りたいことはてんこ盛り。ただオフィスの会議室でのインタビューだと、きっとお利口さんの答えしか言わないだろうと、4人の新人たちを連れ出したのはオフィスのほど近く、唐揚げと出し巻き卵がおいしい某居酒屋さん。ここで飲みながら
第一線で活躍しているクリエイターをゲストに迎え、クリエイティブのヒントを探るトークセミナーシリーズ「CREATORS FILE」。 「建築家」のイメージ西田:今日は「建築と人が育てるパブリックライフ」というテーマでお話しします。そもそも定義はすごく難しいのですが、みなさんは「建築家」にどんなイメージをお持ちでしょうか。 西澤:安藤忠雄さんのようなイメージでしょうか。 西田:確かにそうかもしれませんね。 西澤:(参加者に対して)いかがですか? 参加者A:「考えている人
経営者とブランディングデザイナー西澤明洋が対談し、ブランドの成長ストーリーを振り返りお届けするシリーズ「BRAND STORY」。 執筆・編集 加藤孝司 撮影 トヤマタクロウ コーポーレートブランディングから主要商品のパッケージデザインまでを担当しているひかり味噌󠄀は、1936年に長野県下諏訪に創業した、業界3位の売上をもつ味噌󠄀業界の老舗。パッケージにその商品がもつ機能性を見た目にもわかりやすく配置した、「マル有」「マル無」はスーパーマーケットなどの食品売り場で目にする
執筆・編集 山村光春(BOOKLUCK) 撮影 松村 隆史 物の考え方や視点、デザインの取り組み方。実際に仕事をしてみて気づくこと、分かっていくことが往々にあります。 今回お届けするのは、エイトブランディングデザインに新卒で入社した若手ホープの、めまぐるしい1日。 いろんな案件を受け持って、仕事をして、手を動かして、いろいろな人と関わりながら、「ブランディングデザイン」という言葉の意味と意義が、だんだんと腹落ちしていくプロセス。インタビューとともに、密着してきましたよ。
執筆・編集 山村光春(BOOKLUCK) 撮影 松村 隆史 企業とお仕事をするクリエイターなら、もはや常識の説が「ブランディングって、大事だよね」。 それを15年以上も前からずっと言い続け、「ブランディングデザイン」という言葉を編み出し、なんなら社名も変えてしまった「エイトブランディングデザイン」。パイオニアだからこそ染み付いている社内のカルチャーを、現場スタッフのリアルな声を拾って、あなたにスローインする連載です。 手応えのある仕事を求めて。 ところであなた、「転職
マンガ:つのだふむ 解説:西澤明洋 自分のことは自分ではわからない みなさん、ブランディングを考える時、ひとりで悶々と考え込んではいませんか? ブランディングでは自分の強みにフォーカスし、市場の中で独自のポジションをとっていくことからまず考えていきます。このようにブランディングの考え方を説明すると割と単純な話のように聞こえますが、いざそれを実行しようとすると途端に難しい作業になります。 自分の本当の強みってなんだろう? 市場の中のまだないポジションって何なんだ?
マンガ:つのだふむ 解説:西澤明洋 ブランディングでやってはいけないこと 前回、ロールモデル探しのコツを解説しました。 ブランディングを考えているみなさんは、ロールモデル探しや市場リサーチを常日頃行っていると思いますが(やってない人はやりましょう)、ブランディングのリサーチにおいて、1つ大事な注意事項があります。 それは「キャッチアップを行わない」こと。 ロールモデルや競合他社をリサーチしていくと、自分にないものがいろいろ見えてきます。そうすると他社の強みをアレもコレも
マンガ:つのだふむ 解説:西澤明洋 ロールモデル探しのコツ ふむ君はギャグ漫画の王様、赤塚不二夫さんをロールモデルにマンガ家のブランディング研究をしているようですが、みなさんにはロールモデル探しのコツを先にお伝えしておきます。 ロールモデルは仕事の方法や働き方の研究なので、なるべくたくさんのケースを見たほうがいいです。 個人の方でしたら、職場の同僚や尊敬する先輩、その業界の有名人や超一流の方など。会社の場合だったら、身近なライバル会社から業界を代表する企業、世界的に有名
マンガ:つのだふむ 解説:西澤明洋 ロールモデルを見つけよう ブランディングのリサーチでは「熱い思い」「良いところ」「違うところ」と自分自身のフォーカスポイント探しからはじめました。 ただそこから戦略やコンテンツの企画をイチから考えていくのはとても大変です。そういう時はまずはロールモデル探しからはじめます。 ロールモデルとは仕事において、考え方や行動の規範となる人物のこと。つまり働き方のお手本。 それは人でもいいですし、会社でもOK。まず自分がこれからやってみたいこと
マンガ:つのだふむ 解説:西澤明洋 自分の本当の強みを見つける ブランディングで大事なのは、1つのヒットコンテンツを生み出すことではではなく、存在自体が差異化された状態となること。 理屈は分かった。でもどこから手をつけて良いかわからないという人は多いのではないでしょうか。ふむ君も同じように悩んでいるようです。 企業でも個人でもブランディングではまず自分の本当の強みを見つけるところから始めます。なぜなら繰り返しになりますが「ブランディング=差異化」だからです。 あたり前
第一線で活躍しているクリエイターをゲストに迎え、クリエイティブのヒントを探るトークセミナーシリーズ「CREATORS FILE」。 『ブランディングマン』の編集者とマンガ家を迎えて西澤:今年から連載がスタートした『ブランディングマン』は、ブランディングを題材にしたドキュメンタリーマンガです。人気マンガ家になるためにブランディングデザインの現場に潜入した新人マンガ家・つのだふむくんが、自らを主人公としてブランディングやマンガについて知り、成長していく物語です。 『ブランディ
経営者とブランディングデザイナー西澤明洋が対談し、ブランドの成長ストーリーを振り返りお届けするシリーズ「BRAND STORY」。 執筆・編集 加藤孝司 撮影 トヤマタクロウ 和歌山県は3/4の面積を山が占め、古くから林業が栄え、近畿圏の建具製造を担ってきた歴史を持つ。中井産業は和歌山市に拠点を持つ総合木工メーカー。職人が支える技で障子や扉など、天然木を中心とした建具を手がけ、早くから機械化を進めてきたことにより量産化にも対応してきた。近年、住まいにおける和室の減少と共に
マンガ:つのだふむ 解説:西澤明洋 あなたは常に比較されている 前回、戦略の話をしましたが、企業ならまだしも個人レベルのブランディングでそんなの考える必要があるの?と疑問に思う方は結構多いと思います。ふむ君の同期のマンガ家やじまけんじ君もその一人のようです。 では、なぜ戦略が必要なのか? みなさんの疑問にお答えするために今一度、ブランディングの定義を復習しましょう。 「ブランディング=差異化」 ブランドをつくり出すには、他とは違う強い差異化要因が必要になります