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時間を費やしていないとぼんやりと不安 2021/12/4の日記

 久しぶりに少しだけ腰を据えて卒論をやる時間ができた。ジワジワと調査を重ねて、データを並べて抽象的概念へと結びつけていく作業はとても面白い。また、初期の段階と比べてだいぶゴールがくっきりと見えてきて、それも嬉しい。それでも、まだゴールまでは時間がかかるので頑張っていこう。

 浪人生時代の名残だろうか、時間を費やしていないとぼんやりと不安だ。2時間ほどでも、集中してやればそれなりの成果が上がっている。しかし、かけた時間が少なくて、自分で自分のことを追い込んでしまう。そして何となく机に座るという、虚無の時間ができてしまう。

 メリハリを作る。これは仕事をしていく、さらには人生を生きていく上で非常に大切だと痛感する。では、メリハリを生み出すためには何が必要か。具体的なゴールが必要だ。「今日はここまでやる」。出来るだけ現実的なモノにして、タスク化するのだ。

 ただ、卒論はタスク化しにくいという側面もある。一歩進んでニ歩戻り、二歩進んで、三歩戻る。時には四歩進む。突然ゴールが見える。学問の探究とはそういうものだと、本にも書いてあったし、実際に卒論を通してそれを感じている。

 だからと言って、無闇矢鱈に研究を進めれば良いということでもない。自分が今、どこにいるのかを考えながら、生まれてきた問いや概念、ひらめきを大切にして進んでいく。ゴールを決めながら、セレンディピティを大切にして、方向転換を厭わない。これが1番大切なんだろう。

 依然として、終わるかどうか、ゴールに辿り着くことができるのか、不安だ。それでも、まだ月日にして1ヶ月の時間はある。データは現時点で不足はない。腰を据えて、ゴールに向かって方向転換を繰り返しながら歩みを進めていくだけだ。

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