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アメリカ特殊部隊で学んだ教訓とは?!

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ウィリアム・マクレイヴンは、アメリカ合衆国の海軍軍人。最終階級は海軍大将。
海軍大将の後任としてJSOCの上級部隊である特殊作戦軍(SOCOM)の司令官に大将への昇任と併せて補職された。


そんな彼がテキサス大学の卒業生に送ったスピーチの一部を紹介します。

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私が特殊部隊の基礎訓練から学んだ人生の教訓をお話します。

私たちの訓練は、毎朝完璧にベッドを整えることから始まった。
いざ世界一の戦士になるために特殊部隊に入ったのにベッドメイキングから始めるなんてふざけていると当時は思いました。
しかしその教訓が何度も人生に活かされる事になりました。

毎朝ベッドを整えることで一日の最初の課題を達成したことになります。
それは少なからず誇りにつながり、一つ一つ次の課題に取り組む力になります。

達成した課題が積み重なっていきますす。
単純な行動が人生に大きな影響を及ぼすということです。
些細な事をしっかりできなければ、偉大なことは成し遂げられません。
たとえ最悪な日でも、家に帰れば綺麗なベッドで寝れるんです。
あなたが用意したね。

「明日はきっと良くなる」そう思わせてくれるんです。

世界を変えたいならあなたの寝床から始めなさい。


中でも訓練期間中の9週刊は地獄でした。
それは泥沼の中で15時間過ごす訓練で、上官にやめちまえと怒鳴られながら寒さに耐えるサバイバル訓練でした。

日が沈むのに合わせ訓練が始まり、頭がやっと出せるくらいの高さまで泥沼は私達を包みました。
上官は私達に、5人諦めたら訓練をやめてもいいと告げました。
たった5人諦めれば極寒の訓練を中止できたんです。

訓練がちょうど半ばに差し掛かり限界に達する者もいました。
骨まで凍るような泥沼の中で更に8時間耐えるのは容易ではありません。

歯がガチガチ鳴る音とうめき声で回りの音は一切聞こえません。

そんな中一人の声が夜空に響きました。

そしてその一声が歌に変わりました。
下手くそでしたが情熱に溢れていました。

一人、また一人と皆が歌いだしたのです。
「歌い続けるなら時間を延ばすぞ!」
そう私達に警告しました。
しかし、私達は歌い続けた。

そうしたら不思議と泥沼は暖かく、風は心地よく、夜明けはそう遠くないと感じました。

訓練を乗り越え、世界を旅した私が学んだこと、

それは「希望の力」です。

それは「一人の力」です。

ワシントン大統領や、リンカーン大統領、キング牧師にネルソン・マンデラ
そしてパキスタン人の少女、マララ

人々に希望を与える事ができれば世界を変えることができる。
世界を変えたいなら、いくら泥にまみれいても希望の歌を歌うんだ。

訓練施設内には1つベルがある。

誰でも見れる様にど真ん中にたっている

そのベルを鳴らせば誰でも訓練を辞めることができた

そのベルを鳴らせば、朝早く起きる必要も。
そのベルを鳴らせば、極寒の水泳訓練も。
そのベルを鳴らせば、過酷な障害物訓練も。
そして一切の辛い訓練全てを耐え忍ぶ必要はなくなったんです。
ベルを鳴らすだけです。

もし、世界を変えたいなら。
決して、何が起きてもそのベルだけは鳴らしてはいけない。

これらは軍隊で学んだ教訓です。
しかし、あなたが軍人であろうと。どんな性別、人種、信仰、社会的地位であっても関係はありません。
私達は常に似通った困難に立ち向かい。希望を抱き、世界を変える為の教訓は等しく共通していると信じています。

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