中国ベンチャーに学ぶ・参「突き進むIT先進国」

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感謝しております。

🔳日本がなりたかったはずの”突き進むIT先進国”

これまでのマーケティングは、
欧米のマーケティング手法やマインドに
倣え・追い付け・できれば追い越せの精神で、
企業や個人事業者が試行錯誤しながら挑戦し
顧客創出と利益獲得による事業の存続をかけて
経営理念に使命感を持ってひた走ってきました。

ドイツ系ユダヤ人のピーター・ドラッカーや
現代マーケティングの祖であるフィリップ・コトラー、
フレデリック・テイラー、アブラハム・マズローらを始め、
マーケティングを勉強していれば何度も目にするであろう先人たちの考えや教えに、大変大きな学びを得ていることが影響しているのだと思います。

モノを売る仕組み作り、そして
モノが売れる仕掛け作りにおける活動全般が
マーケティングには内包されると思います。

どんなに優れた法則や、フレームワーク
謎を解く鍵となる”売れる手法”が隠されていたとしても、
そもそもの商品やサービスに魂がこもっていなければ
さらに時代を先取るような、革新的な何かがなければなりません。

そして、そのようなことができる知識や技術を持ち合わせていないと、
移り気の多い現代でモノが売れるはずがありませんし、
売れようがないような、難しい時代に突入しているのではないでしょうか。

もちろん、知識や技術にだけ強みを持っても影響力は持ち得ませんので、
商品やサービスが素晴らしいことが大前提で、かつ広めるために
プロモーションも、マーケティングも、大きな力で動かすことが必要です。
すなわち、影響力を持っていることが重要なのです。

世界を変える影響力を持つために、
世界の人々にいかに知ってもらい、
いかに購入=支援してもらうか。

中国の目まぐるしいIT企業がここ数年で一気に成り上がっていった背景には
日本でも欧州でも考えられない、真似できない程の

”見習うべき独自のマーケティング戦略、「広め方」がある”

と永井竜之介さんの著書、
「リープ・マーケティング 中国ベンチャーに学ぶ新時代の「広め方」 」
記されています。

中国は、今や
ITデジタル✖テクノロジーの進化と活用にどこよりも早く取り組み、
それをビジネスに活用することに貪欲に挑戦する、IT先進国である

と言えるのではないかと思います。

ITデジタルが世の中にもたらした最大の価値は、”便利さ”です。

例えば、中国の地下鉄で「マスクをつけて顔を認識して乗車する」システムが全国で初めて導入された、というニュースが最近上がっていました。

アプリを使って事前に自分の顔登録を済ませておけば、
マスクをしたままの顔でもきちんと認証されるのです。

この仕組みが地下鉄に導入されることで、人々はゲート横に設置された
顔認識画面で一瞬で顔認証を済ませ、ゲートの中に入れるというのです。

これは、人と人の交流や接触を避けることをもたらし、
COVID-19の感染リスクを防ぐことに役立つことになります。

そして、何より簡単で便利であること。これがとても大きいと思います。
つまり、世の中に貢献している大変意義のある取り組みと言えるでしょう。

また、杭州市にあるアリババが運営する「FlyZoo Hotel」は、徹底した
無人化と顔認証を導入
した未来型のITホテルとして人気を博しています。

あらゆるものが顔認証で制御され、ロボットやAIが当たり前に共同空間の
中に存在する未来的なホテル
なのですが、どう見てもスマートなのです。

もはやフロントに人の姿はなく、一切の無駄を省き、人の影を見せません。
しかもロボットアームがカクテルを作って提供する無人バーまであります。

何でもかんでもデジタルで制御されてしまうと、日本人の感覚ではちょっと
ドライに感じてしまいそうですが、そうやって利便性や効率性に振り切った打ち出しや仕掛けは、先にやればやるだけノウハウもデータも手に入るので
いつかやる、と考えるなら今すぐにでもやっておいた方が良いと思います。

キャッシュレス、顔認証、AI、Eスーパー、無人コンビニ、デジタルホテル
これらが、都市部であればあるほど当たり前になりつつあるのです。

日本から見れば、これらが日本で実現するにはまだ遠い未来でしょう。
しかし、世界は確実に未来にスマートに近付いています

かつて誰もが想像して期待に胸膨らませた未来像が迫ってきているのです。
それは、益々便利になる社会であり、成熟していく社会でもあるのです。

こういうちょっと”近未来な仕掛け作り”は、
日本人こそ欲しかった、手に入れたかった未来なのではないでしょうか。

言わば、日本が本来体現したかったはずの未来感
ある意味では理想的な形で中国が実現している現実があるということです。

日本ではないのです。中国なのです。

<続く>

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あなたと、あなたの周りの大切な人にとって、
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私は、この書籍にも出会えて本当にツイてると思います。
ありがとうございます。感謝しております。


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