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世界がまた色着いてきた

解離性障害を寛解してしばらくした頃
太陽の射し込む光をみているとすごく懐かしさを感じるような
昔見ていたようなこの光の色
キラキラととても綺麗で暖かく感じるような光
これは一体何なんだろう
と、ずっと不思議に思っていました

光が美しすぎて見ているだけで至福を感じていつまでもずっと見ていられるんです

不思議で仕方なくて色々調べてたら離人症の項目の現実感消失のところに世界が色褪せて見えるって書いてあったのですが、やっとそれだと気が付きました

私は長い間、離人症を患っていてよくある症状のひとつなんですが白い膜がいつもあるような霧の中にいるような視覚の見え方をしていたんです
でもピークもとっくに過ぎ去っていたしあまりにも長い間その見え方をしていたのでもう私は皆と同じ色彩を見ているとばかり思っていました

でも違ったんです 驚きです
信じられませんでした

私から見えている世界がまた鮮やかに色付いてきたのです

本当に人によって心の持ち方でこんなに現実に見えて感じるものが変わるなんて思いもよりませんでした

よく「世界が色を失ったようだ」とか
「世界がまた色付きはじめた」と言いますがずっと比喩だと思っていました…
本当の事だったんですね

今、光を見て感じるのは離人症になる前に戻ったと言うより、もっと小さい頃、幼稚園や小学生の頃、自分が大好きだったり信頼する事に疑いを持たなかった頃に見ていた色と同じように感じるのです

今は朝の光があんまりにもキラキラ輝いてため息が出るくらいキレイで神さまっているんだなとか
「あぁ、ありがとう」って感動して涙が出そうになるんです
今日の天気が晴れならもうそれだけで今日は最高な気分になれるんです

昔は当たり前に感じていた色かもしれないけど深い深い悲しみを経験した今はよりキレイにより美しく暖かい色に感じます

もしくは光を通して昔の幸せでどこまでも広がっていけるようなあの自由な目で世界を感じているのかもしれません🤍✨

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