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サラリーマンが農家になった順序と起業2 農業転職、最初の一歩

大学卒業後→専門商社に就職し営業職を3年勤め、5年後は上司のようになるレールが見えてきて退職→次のステップは花・野菜苗生産卸しの会社に就職し、ハウス管理者として2年半勤め退職→地域おこし協力隊としてUターン、3年の任期を終え→エディブルフラワー専門農園87farmとして独立。

サラリーマンで勤めながら農業にどうやって転職していくか

建築系商社に勤めているときは平日朝から夜8時頃まで働いていて、土、日も仕事が溜まっていれば会社で仕事をしていることもありました。動ける土日の時間の中で、農業関係の会社に問い合わせて2ヵ所実際に見に行きました。仕事に追われていたので、実際に見学を見に行った段階では、もう転職しようと本格的に決めて動いていました。

農業系の転職は幅が広い

農業をしたいと言っても農業法人に就職したいのか、将来独立したいのか、田舎で働きたいのか考え方もさまざまです。その中で自分はどのようなライフスタイルを送りたいかあらためて考える必要があります。農業はどうしても働く時間(拘束時間)が長くなったり、繫忙期なども存在します。その中で自分はどのようなライフスタイルを送りたいかを考えなければ転職先も見つけられません。私の場合はどうだったか伝えたいと思います。

ケース増田の場合

まず、私の場合転職の条件をいつくか決めました。
①社員雇用
②将来独立したい
③家業である園芸に関わること
④就職エリアは当時働いていた愛知県か実家の滋賀県

①社員雇用
単純に貯金がありませんでした。働きながらアパートを借りて暮らせる程度の給与は確保しなければ生活できない状況でした。農園ごとで独自に研修生として働きながら、給与は安いがノウハウ重視で働かせていただけるケースもありますが、当時の私には難しかったです。これはその後の実体験にはなりますが、仕事の内容は社員も研修生もたいして変わらないことも多く、農繁期の残業が研修生は無い程度と感じました。貯金もあって、すぐにでもノウハウを得たいなら研修生もありかなと思います。

②将来独立したい
これはざっくりとにはなりますが、将来地元で農業をしたいという意向が自分にはありました。その為、実際に就職先にも伝えました。農業は卒業して就農することも多く、面接時に伝えた方が雇用する側も把握できるので遠慮なく伝えた方が良いです。

③家業である園芸に関わること
園芸は幅広く、園芸店という肥料・種・苗・農薬・農業資材を販売する小売業になります。専門店の場合、ただ売るのではなくお客さんに聞かれることに対して受け答えを日々します。その為、農業全般の知識が幅広く必要です。私の実家の場合は苗の栽培も一部しておりますので現場の知識も必要となる為、特定の分野というより幅広い知識が求められます。

④就職エリアは当時働いていた愛知県か実家の滋賀県
体力的に他のエリアまで足を運んで探すのが自分の中で難しかったからです。あとは、農業をしたことがなかったのでどの農園が良いか悪いかの判断がつきませんでした。なのでエリア選定をした中から選ぶことにしました。もとから農業の知識や人脈があれば他の選択肢もあったかなと今は思います。

増田の場合の農業転職ポイント

農業は幅が広いので、自分はどのような理由で転職したいのかをまずは考えてみたらどうでしょうか。その中で、今はSNSもたくさんあるので農業法人や農家さんの日々の情報を取得するとイメージが湧くかもしれません。
他にも専門知識を得たいなら農業の学校や、農業大学校など、田舎移住なら地域おこし協力隊などもあるので選択肢も増えてきます。

つづく

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