体の傷は癒えても、心の傷は消せない
私が中学生だったころ。
不思議なご縁からソフトボール部に入部した。
これは、まだまだ弱小校で、
練習試合さえなかなか組んでもらえず、
道具さえも満足にそろっていない環境で、
必死にグラウンドを走り回って、白球を追いかけていた時のお話。
はじめての練習試合は、忘れたくても忘れられない。
私たちのデビュー戦は「47対0」と言う惨敗から始まった。
その時の感想と言えば、
「試合とは、こんなにもつらいものなのか?」
中学生にして、苦行を味わっている気持になった。
しかし、私た