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花き農家を絶やしたくないのです

桜の開花のニュースが聞こえてきましたね
こんばんは、秋峰です

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見本花をいけようと花屋へ行くと満開の吉野桜がありました
桜はあっという間に咲いてあっという間に散るので蕾の状態で店頭に並びます。なのでこやつは1週間くらい花屋の店頭にいたんじゃないかと容易に推察できます

なぜ、売れないのか?
答えはカンタン、これだけ太く長い枝ものは需要がないから
いくら見事でも持て余しちゃうんですよね~

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この太さは欲しいけれど今日の夜には全部散るなぁ、
店頭で「ん~~ぬ、ぬぬぬぬ~」と悩んでいるとお店の方が
「550円だけど440円にしますよ~」と声をかけてきたのでこれもご縁と購入
工房で包みを開くと大量に散ってる~るるるぅ~

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とりあえず記念撮影 こんな長さ、太さ
 って画角からはみ出てる💦

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ただ、壺に挿すと味気も色気もなんもナイ、ない~

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ちょっと手を加えると色気がでるのわかります?

これが『いけばな』なのですよ~

同業者がすべて同じ状況ではないみたい

ちょっと話がズレますが、コロナ渦でレストラン等に卸していた高級食材が余ってしまいそれを一般家庭に通販で届けることが流行っているなんて聞きます

わたしの住んでいるところの商店街に焼鳥居酒屋さんがあるのですがこんな状況でもとても繁盛しています。そして3,4ヶ月前に駅の反対側に支店ができました。飲食店が全滅しているワケではなくやり方次第で繁盛しているところもあるんですよね

全てが大変になっているわけではなく今の状況の需要に対応すれば収益はあがる、っていうことですよね

心配していることがあるのです

花屋に並ぶ枝ものは、皆さまが普段、公園や街路樹として見ている樹木、山林などの枝を切って出荷してるワケじゃないのですよ
切り花用として専門に[育てて]いる『花き農家』という方々がいます

枝ものをメインにしている花き農家の若い男性の方のブログを楽しみにしていたのですがいつの間にか見かけなくなってしまいました
単にブログを辞めているのであればそれはそれでいいのですが、もしも生産者であることも辞めてしまっているのであれば、、、

そう考えると心が冷えます

家にいる時間が増えたことにより切り花の需要が増えたと耳にしますが、大物の枝ものを生産している花き農家は大変なことになっています

扱いに難儀だから要らない、不要なもの、淘汰されても仕方ない

そういうのは簡単だけれど、それでもやっぱり枝ものを扱う花き農家さんを応援したい、守りたい

今の状況に対応して繁盛できるアイデアがあればいいのですがそうもいかないところにはわたし達が寄り添う、ってことはできないのかな?

わたし独りの想いではなんともならないけれど
もしもこれを読んだ方がなにかを感じたり想ったり考えてくださるキッカケになったらいいな、

そう願います

では、また

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