がーすーぷら🐕

北海道で野生動物を撮る走り屋。 動物と宇宙と音楽とクルマが好き。 非科学的なものが大嫌…

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北海道で野生動物を撮る走り屋。 動物と宇宙と音楽とクルマが好き。 非科学的なものが大嫌い。 TOYOTA 86 / Nikon / Tokachi / 1992

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  • TOYOTA 86とNature Photo.

    TOYOTA 86に乗った男が、写真を撮りに、野山を駆け回る話。

最近の記事

宇宙に想いを馳せる、宇宙から地球を見る

 今から10年ほど前であろうか、大学生だった私は学内で写真サークルを設立した。そのサークルは、そのユルさゆえに、なんだかんだ今も存続しており、現役の学生たちとも(迷惑がられているのだろうなと自覚を持った上で)未だに交流を続けている。  その中の一人に、面白い男が1人おり、動物や生態のこと、科学、宇宙、写真、様々のことに豊富な知識と独自の視座を持っており、真剣に意見をぶつけ合うことができる。豪速球を投げても必ずキャッチボールが成立するような相手なので、私自身の考えを整理するため

    • 桜咲く季節に思うこと。

      ちょうど今時期になると、本州から桜の開花が聴こえてくる。 北海道が好きで、埼玉から北海道に移住した。 なんの後悔もないし、北海道でしか出会えなかった感覚を知ることできたと思っている。 激しく移ろう季節の中を、懸命に生きる動物たちを間近に観察しながら、 北海道での暮らしを、私は愛しているのだと日々実感している。 ただ、一つだけ北海道移住に感じるネガティブなことがある。 これは、「心残り」とも違うし、「煮え切らない」とも違う。 「腑に落ちない」でもないし、「違和感」とでも言う

      • もふもふ2024

        思い返そうとしなくても、2023年は大変な年でした。それでもどうにか去年と同じように13枚の写真を用意できました。 今回も、動物たちを見ながら2024年の予定でも確認してくれたら嬉しいです。 もっと言えば、今日一度と言わず、ふと思い出した時にこのページを見返してくれたら嬉しいです。 表紙 7月頃の写真。 兄弟で体格差が大きかったので、おそらく母親が別の個体だが、同一家系なので同じ巣穴を使っていたのだと推測している。実際に、子ぎつねの姉にあたる個体が、子育てをサポートするとい

        • Mofu-mofu 2023公式ガイド

           今年もどうにかカレンダーを作ることができました。  動物と彼らが生きる環境の写真を、その月に撮れた12枚でご用意しました。  どうかあなたの1年が、より良いモフモフでありますように。 表紙:シャチ  春から初夏にかけて、羅臼沖にはシャチの群れがやってくる。  そして、この季節は濃霧が海にやってくる季節でもある。  風の無い穏やかな沖合に出ると、視界に入る情報も少なくなる。いつもなら水平線の上に浮かぶ国後島が見えたり、遠くを飛ぶ海鳥が見えるが、霧が全てを包み隠して

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          老人と海

          学校帰りに、実家の近くのスーパーの2階にあるTSUTAYAに通い、「旧作5本が1週間で1000円」と銘打たれたCDを、毎週火曜日に借りることを楽しみにしていた高校時代。 「いいものを聞いた!!」と思うのは、その5本のうち1枚か2枚くらいだった。 勝負と呼ぶには低すぎる勝率だが、その当時の私はその5枚に、毎週賭けていた。 そして、その低すぎる勝率でも、充分に満足していたのだろう。 勝てると思っていないからこそ、勝ったと感じた瞬間に興奮した。 かっこいいバンドを見つけたら、それを

          人は死んだら星になるのか

          先月末に、大好きな祖父が亡くなった。 母から連絡が来て、祖父宅まで86を走らせる中で、考えたことを書き留めておこうと思う。 祖父は、沢山のカメラを持っていて、多弁で、オタク気質で、大の酒好き。 実に僕の祖父らしい男である。 また、僕にとっては、「口うるさい写真の師匠」でもあった。 僕が、どんな写真を見せても、 「もっとここをこうしろ。」「この写真はここがダメ。」とダメ出しばかりであった。 そして、見たこともないような古いカメラをたくさん持っていたが、 こんなに可愛い孫が「こ

          人は死んだら星になるのか

          我々は、星の欠片で作られているらしい。

          「燃える太陽のように〜」なんて言い回しがあるが、あれは嘘だ。 実際に太陽は燃えてなんかいない。核融合をしているだけである。 太陽には、酸素がほとんどないので、燃焼なんて現象は起こらないのだ。 ついでに言うと、夜空に見える星のほとんどは、太陽のように核融合や核分裂をしている恒星なので、燃えてなどいないのだ。 星はそれぞれに色を持っている。 生まれて間もない星は温度が高く青く輝き、老いた星は少しずつ冷めて赤くなる。 光り続け、核融合の材料がなくなると、やがて光るのをやめてしま

          我々は、星の欠片で作られているらしい。