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英会話。上達の秘訣は、楽しみながら続けること!でした

初めてアメリカに来たのは
大学生のときで、1995年。

あっという間に、あれから
30年近くが経ってます。
(こわっ!)

でも、
初めてアメリカに来た日のことは、
今でも鮮明に覚えています。


日本からの直行便はなかったので、
シカゴ経由で南部の町に飛びました。
当時はインターネットが無くて、
頼れるのは、旅のガイドブックのみ。

なのに、私の行き先だった
ノースカロライナ州の情報はというと…
Great Smoky Mountainsに関する
たったの1ページだけ。

ってか、そこ、私の行き先とは全然近くなく、
せっかく買ったガイドブックは
何の助けにもならなかったのでした。
(さみし過ぎる…。)

という訳で、
自分が暮らす事となる町について
何も知らない状態で、私は一人、
留学先に たどり行きました。
(今となっては、両親の度胸スゴイ。)

飛行機が南部の町の空港に到着すると、
大学の留学生担当スタッフの人が
迎えに来てくれていて、
(そんな事も知らずに来たのでビックリ)

私は、この見知らぬ男性に声をかけられ、
車に乗せられて、コワゴワしていました。
(誘拐されてたらどうしよう、と。)

でもそのうち、
巨大な大学のキャンパスに到着したので、
内心、無事に着いてホっとしました。

それから寮に案内され、はい、ポイ。
以上!バイバイ。となりました。
実にあっけなく、あっさりサヨナラ。
そして、そのスタッフには以後
二度と会う事はなかったような・・・。

その後、彼が去り(ってスタッフの人)、
また1人になって、とりあえず何か食べよう!
と思い、外を歩いてみたら、
学校の近くにはマクドナルドがありました。
見覚えあるお店。ラッキー!即決。
すぐに、お店に入りました。

でも、入ってから気づきました。
英語でオーダーするのに、
何と言ったら良いのかワカラナイ!

ちょっと焦りましたが、
幸運なことに、その時お店は混んでいて、
私の前には、お客さんが数人いました。

そこで、ハッ!と気づきました。
前の人達の会話を真似すれば、
なんとかなるかも?!と。

ということで、そこから必死に
前の人達の会話を盗み聴く。

なんか怪しい奴みたいだけど、
必死に注文の仕方を聴いて覚えて、
自分の番に備えました。

で、自分の番になった時、
前の人の「物まね」で注文。
言い方と態度も、です。

この時、この技は使える!と学び、
それからは、どこに行っても
周りの人の言う事を聴いて覚えて、
物まねリピートしまくり、ました。

こんな風に日々を過ごしていたら
毎日が楽しくて仕方なくって、
無駄な時間は1秒もない!
くらいの充実感?でした。

友達も色々教えてくれたり、
間違いからも学んだりしながら、
「物まね」しまくり、リピートしまくる。

気づいた時には、かなりの度胸が
ついていた感じでした。

間違えることが怖くないというか、
間違えても恥ずかしくないみたいな、
そんな感じの度胸です。

何度も何度も間違えていたから、
それか当たり前になって、そのうちに
きっと、間違えることが
全く怖くなくなったんでしょうね。

にしても、
「物まね」は侮れません。

~~~~~~~~~~

大学卒業後、
英会話を教える仕事に就いてから、
感じたことがあります。

それは、
日本人にとっての大きな壁は、
単語も文法も十分に知っているのに
発話量が圧倒的に少ないために、
せっかく持っている知識
日の目を見ることができないのでは?
ということ。

日本人特有の律義さ、生真面目さ、
恥ずかしがり屋な性分みたいなのが、
せっかくの機会である発話練習に
歯止めをかけてしまうような事も
多いように思いました。

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30代になってからアメリカに戻り
日々の暮らしの中で感じるのは、
英語を使うのに「正しい」かどうかって
実は、そんなに重要ではない事。

自分の伝えたい事が相手に
きちんと伝わっているかどうか、
は大切だけど、それが
正しい英語」で伝わるかどうかは、
重要ではない。

英語圏で生まれ育った人にも
言葉遣いのクセがあるように、
私達みたいな外国人が少々違った
単語を使ったり文法を間違えてしまっても、
多くの場合は、分かってもらえる。
(会話の根本が違っていない限り。)

もちろん、
真面目なシチュエーションもあるし、
甘えの利かない場合もあるけれど、
日常の多くの場面では、なんとかなる。

とりあえず、大まかに伝えられれば、
必要に応じて、相手から細かい所の
確認をしてきてくれる時もあるし。

何より、日常の英会話には
深刻に考えて「正しい英語」を話すより、
相手との会話のテンポやノリが
重要だなと思う場面も多いのです。

そんな感じで、多分、会話というのは、
何語であれ「相手」とのリズム感は
とっても大切ですよね。

会話が続かなければ、
言語を学ぶ練習にもなりませんし、
上達にもつながらない。

何度も
転んで、起き上がって、
また転ぶ・・・。

それを楽しく続けていけば、
転んでも痛いと感じることなく、いつか、
あれっ?と思う瞬間がきて、
少し上達したかな~?と思えて、
また楽しくなって、学習が続く。

そんな風に英語を学んでいたら、
楽しくて身になるので、
一石二鳥なんじゃーないか?
な。。。

と、何が言いたいのか
分からなくなってきたけど、
初めてアメリカに来た日の事から、
英語への抵抗がなくなった経験を
思い出したので、書いてみました。

読んでくださって、ありがとう!

Have a wonderful day!

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