人生の早いうちに無理難題をクリアせよ

30年余り生きて来てそれなりに多種多様な人たちと関わってきたような気がするけど、仕事なんかで一緒に何かしら共通の目標に向かうと、その姿勢でこれまでの経験が見えてくる。

それはなにかっていうと、「今までどのくらい困難を乗り越えてきたか」ってこと。

もっと言うと目標に向かうまでもなく、目標を立てる時点でもわかる。

例えば、現状から考えると到底達成できないような非現実的な目標を提示すると、過去に無理難題をクリアしたことがある人は、「エキサイティングな目標だね」(実際にはそんな風に言わないけど、そんなリアクション)ってなるし、過去に無理難題に挑戦すらしたことない人は、めちゃくちゃ激しく拒否する。

「こんな非現実的な目標は意味がない」とか「現実を見ていない」とか言って。

それで、おおよそ 現状×1.2くらいの目標を立てたがる。

「これが現実的な目標だ」

とか言ってね。

うけるよね。だって現状の延長線上で達成できるような事柄って、「本当に目標と言えるの?それ」って感じ。

「目標を立てる」ってことに意味があるのは、現実からより遠いところに狙いを置くことで、そこに至るまでの試行錯誤を経験するっていうところがめちゃ大きいと思うんだよね。

現状の延長線上をいくための試行錯誤なんてたかが知れてるでしょ?もはや試行錯誤の必要ある?くらいの勢い。

非現実的な目標を提示されたときに、過去に無理難題を1つでもクリアしたことがある人は、「一見困難ではありつつも、どーにやかやれば出来る」って過去の成功体験のときに感じた感覚を思い出す。でも過去に一度も無理難題に挑戦せず、一度もクリアしたことがない人は「絶対にムリ。何言ってるのこの人」ってなる。

これって結構怖いことだと思わない?

なぜならこのままの姿勢で人生を歩み続けると、容易に想像がつく程度の現状の延長線上のこと以外を何も成し遂げられなくなっちゃう。

しかもね、過去に一度も無理難題にチャレンジしたことがない人は、年齢を重ねれば重ねるほど、どんどん無理難題に挑戦できなくなるんだよね。それは社会を生きていくなかで、ある程度の地位がついてきたり、家族ができたり守るものができるから。

一方、人生の早いうちであれば無理難題にチャレンジして達成できなかったとしても特に失うものはない(あっても大したことはない)。というか実は例えば学生でも大人でもチャレンジして達成できなかった時に喰らうダメージなんてたかが知れてるんだけど(でもそれは結局無理難題にチャレンジした人にしか分からない)。

だから、比較的飛び込みやすい人生の早いうちに無理難題をクリアしておくことがとっても、とっても重要。

ちなみにもう気付いてる人もいるかもだけど、この「無理難題」はクリアするということも重要だけど、例えクリアできなかったとしてもめっちゃ意味がある。

例えば、無理難題にチャレンジしてみたけど、8割しか達成できなかった場合、

「最初は明らかに無理だと思ってたけど、やってみたらあともう一歩のところまで行けた!」

とか

「今回は達成できなかったけど、○○というノウハウが得られた!次のチャレンジに活かせそう!」

みたいなかんじで、自信だったり知恵だったり、勇気を持って挑戦した人には必ずご褒美があるんだよな。

(宇多田ヒカル先生の歌詞にも確かあったよね。そんなフレーズ)

そうするとまた次のチャレンジに飛び込める。そんでチャレンジの数をこなしていくうちに、いつかクリアできる時がくる。そうするとさらに自信もノウハウも蓄積して、以前の自分では想像もできなかったような大きな無理難題をクリアできるようになる。

だからね、ほんとーに若いうちに無理難題から逃げずに真正面からぶつかって、泥臭く戦って、できればクリアした方が良い。それはどんな分野でもいい。

大人になったときに自分を次のステップに導いてくれるから。

逆に若いうちに無理難題から逃げてばかりいると・・・説明不要だよね!

ということで今日もどろん!

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