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今を生きる女性に見てほしい【ストーリ・オブ・マイライフ/私の若草物語】

こんばんは。ぷあらにです。
今日、約4か月ぶりに映画館に行きました。
動画配信サービスで映画が簡単に見れる時代ですが、
やっぱり何にも遮られず、全ての時間をその映画に捧げることのできる
映画館が好きだなあと実感しました。

今回は、「ストーリー・オブ・マイライフ」を観て感じた、
女性の生き方について書こうと思います。
以下、ネタバレを少し含みます。

1.あらすじ

1868年に発表された小説「若草物語」が原作。
控えめ美しい長女メグ、画家を目指す3女エイミー、
病弱だが穏やかでピアノが上手な4女ベス、
そして物語の主人公、書くことが好きな強気少女、次女のジョー。
個性豊かな4姉妹が、それぞれ悩み葛藤し、
少女から女性へと成長していく。

2.印象に残ったセリフ

「女性には夢もある。知性もある。結婚することが幸せの全てだとは思わない。でも、何だかたまらなく寂しいの。」

大人になった次女のジョーが母に向かって放ったこの言葉。
心に痛いほど響きました。

数十年前と違い、女性も正社員としてバリバリ働くことができる時代。
でも、どこかで「結婚」に焦る自分がいます。
周りの結婚報告や、親からの「いつ結婚するの?」という趣旨のさりげない探り入れ、結婚が幸せの全てじゃないのに、何故自分は焦っているのだろうと日々考えていました。

3.考察「みんな安心して愛されたい」

ジョーの言う「たまらなく寂しい」
きっとそれは、愛の形の変化への戸惑いではないでしょうか。
幼少期を共に過ごした姉妹は、
それぞれ別の愛すべきものを得て、別の誰かから愛されている。
姉妹同士の愛情は変わらなくとも、
時間の経過と環境の変化は、知らず知らずのうちに愛の配分を変える。


結婚は、幸せの全てではない。
きっとそれは真実で、結婚しても日常の悩みが消えるわけでもなければ
もしかしたら一人でいるときよりも悩みは増えるかもしれません。
けれども、もしそこに「絶対的な自分の味方」がいて、
「愛されている実感」があるのであれば、とても幸せなことだと思います。

それが結婚で得られる人もいれば、
そうではない形で手にする人もいる。
正解はないし、他者が計ることも出来ない。
仕事でも趣味でも友人でもパートナーでも、
自分が愛し愛されていると安心できる存在があれば、
そこに幸せはあるのだと思います。

「たまらなく寂しい」と言っていたジョーも、
最後には自分なりの愛を見つけ、幸せを見出していました。


そんなジョーの姿に背中を押された一日でした。

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