ベレー帽、、、、<短歌>

○ベレー帽 「パパ」「ママ」呼び名 モダンさを
        戦後に今日も 手塚の「マァちゃん」

家宝にしたい「手塚治虫デビュー作品集」


※ 写真は20代後半ぐらい? 
言わずと知れた、手塚治虫。わたしの神。崇拝している。
本著には17歳のデビュー作<マァチャンの日記帖>他が収録されている。
右上に描かれている男の子が、マァチャンだ。

ちょっと変わった子でもある。 
いつもベレー帽を被っている。
両親の呼び掛けが「パパ」「ママ」。
昭和21年ですよ、昭和21年。
戦時下の日本で、そんな呼び方する子なんてまず、いない。
戦時下どころか日本にはまず、なかった。
いいとこの子でしたら「お父様」「お母様」。それをアチラ風に呼ばせるとは、マァチャンのご両親も、変わっているのだ。

良く言えば「モダン」、悪く言えば「変わってる」。
手塚治虫の作風、根幹が良く表現されている一冊だ。
出版社は、毎日新聞社。文庫本ならあるかも知れない。

#創作大賞2023

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